利益率の高いビジネスとは?不景気でも儲かる商売はコレ!

これからビジネスを始めるなら、利益率が高いものがいい?
利益率が高いビジネスってどういうこと?
今から何かビジネスを始めたいと考えているなら、闇雲に手を出すのは得策ではありません。
古い手法を使ってもビジネスは成功しませんし、時代の流れは刻一刻と変化していきます。
その中で新たなビジネスを成功させるためには、その時代に合った方法、考え方を取りいれる必要があります。
中でも大きく言われているのが、「利益率が高いビジネス」という部分です。
ここでは利益率の高いビジネスとはどんなものなのか、具体的な事例を見ながらご紹介します。
そして不景気でも心配ない、ビジネスで失敗しないポイントも合せて見ていきましょう。
目次
ビジネスにおける利益率とは?
Original update by:紺色らいおん
まずはビジネスにおける「利益」を知ることから始めましょう。
例えばあなたがお店を経営しているとして、お店で売られているものが購入されれば「売上」になります。
ここで勘違いしないでほしいのが、売り上げ=利益ではないという部分です。
例えば10万円の壺が売れたとしましょう。
しかしあなたのお店にとっての売り上げは、10万円ではありません。
例えばその壺を仕入れる時に8万円かかったとして、更に海外からの輸入で送料に2000円かかっているとします。
そうなると、10万円で売れたその壺は、元値の8万円と送料の2000円を差し引いて、1万8000円が利益ということです。
このように利益は売り上げから原価や送料などの変動費を引いた結果が、利益です。
そして利益を売上高で割ったものが「利益率」となります。
利益率の計算方法は、以下の通りです。
利益率 = 利益 ÷ 売り上げ × 100
売り上げが増えてもそれ以上に仕入れや送料などの変動費が増えてしまえば、利益は増えません。
他にも店の光熱費、人件費などの維持費を考えれば、利益は逆にマイナスになることも考えられます。
このように利益や利益率を意識していないと、気づいたら「お金がなくなっていた」という最悪なパターンに陥ってしまいます。
利益率を高めることは、ひとつの商品やサービスを販売して得られる利益が大きいということです。
これからビジネスを始めるなら、利益率の高いビジネスを選ぶ方がいい理由はここにあります。
利益率の高いビジネスの特徴とは?
利益率の高いビジネスを展開できれば、働き方は大きく変わってきます。
起業する側は取引先に無理な値下げを交渉する必要がありません。
また顧客に半ば押し売りのように購入してもらうこともないのです。
さらに従業員の給料を上げることもできますし、休日の日数を増やすことも可能です。
ボーナスや福利厚生などを充実させて、働く側にもメリットが増えます。
顧客が求めるものを良い状態で提供できるので、末永く良い関係のままお付き合いができます。
働く人にも、顧客や取引先にも「WinWinな関係」を気づくことができるのです。
お店にしてもゆとりのある店内でゆっくりと買い物をしてもらう、顧客のニーズに合わせた商品を揃えることで喜んで買ってもらえる
また美容院などのサービス業なら、ゆとりのあるお洒落な空間や最先端の設備で顧客をもてなすことができます。
利益率が高いビジネスには、このような特徴があげられるのです。
本当に、こんなに都合の良いビジネスがあるのでしょうか。
具体的な事例は次の章で見ていきましょう。
不景気でも儲かる商売とは?
Original update by:はむぱん
不景気だからこそ、利益率の高い商売をした方がいいという声が多いです。
不景気になると誰もが一気にお財布の紐を閉めてしまうので、商品が売れなくなります。
しかし利益率が高い商売をすることで、ゆとりのある経営を目指すことは間違っていません。
不景気とはいえ、お金を出したいと思っている人が山ほどいるのも事実なのです。
そういった人にお金を使ってもらう場合にも、利益率が高い商売であれば、売れる量が少なくても赤字になることはありません。
では不景気でも儲かる商売にはどんなものがあるのでしょうか。
コンサルタント業
コンサルタント業といっても、コンサルだけでなく士業・コーチ・セラピスト・カウンセラーなど、「人に教える」という仕事が該当します。
これらのコンサルタント業は在庫なし、資金ゼロでも始められるので、非常に利益率が高いのです。
さらにコンサルティング契約として一定期間の契約が取れれば、その期間は安定して継続収入を得ることができます。
特化した専門性があれば、選ばれる可能性が高くなり、集客に困ることもないでしょう。
販売支援業
販売支援業とは他社の商品を売るための手伝いをする仕事です。
実際にはコピーライター・プロデューサー・販売代理店などが該当します。
ビジネスを始めるにあたって、1番重要かつ難しいスキルが「売るスキル」です。
セールスやマーケティングといった知識や経験が大切なのに、多くの場合それに気づかない人が多いのです。
販売支援業は、自分自身の売る力を活用して他社の売り上げを上げていきます。
結果、売り上げの一部を利益として手にすることができるのです。
ビジネスで失敗しないためのポイントとは?
では、利益率の高いビジネスの他に、ビジネスで失敗しないためのポイントを見ていきましょう。
これらのポイントを組み合わせることで、これからのビジネスチャンスを掴むことができますよ。
資本ゼロ、あるいは小資本で始められること
ビジネスを始めるなら、最初に発生する資本金は少ない方が良いです。
インターネットの登場により、ビジネスの幅が一気に広がりました。
結果、月々1000円前後のサーバーレンタル代だけで、ブログやサイトを持つことが可能になったので、そこから全世界に向けてビジネスを展開できるようになりました。
インターネットの活用はどんなビジネスにも応用することができるので、必須のスキルですね。
これからビジネスを始めるのなら、できる限り少ない資本金で始められるビジネスを選びましょう。
在庫を抱えるビジネスは避ける
ビジネスと聞いてまず頭に浮かぶのは商品を売る「物販」です。
初心者でも始めやすいこと、難しい資格などがいらないので、取り組みやすいビジネスですね。
ここで注意したいのは「在庫を抱えない」ことです。
在庫を抱えずにどうやって物販をするのか、と思うかもしれませんが、インターネットを使えば在庫が発生しない物販が可能です。
在庫を抱えてしまうと、売り切れなかったときのリスクや、在庫を保管するための場所など、余計な出費が発生します。
そこで在庫が発生しないように商品の仲介のみを行って、販売先が決まったら仕入れるという流れを作るのです。
また自分のサイト内に商品の広告リンクを貼りつけて、そこから購入に結び付けて広告収入を得る方法もあります。
定期的な収入を生み出すビジネスに移行する
ビジネスが軌道に乗ってきたら、今度は定期的な収入を生み出すビジネスに移行しましょう。
分かりやすい例としては、スポーツクラブや会員制エステなどがあります。
これらの会員は契約後、毎月自動的に銀行引き落としや、クレジットカード引き落としになるので、毎月安定した収入を得られるようになります。
他にもサプリメントの定期購入、書籍の継続購読、有料メールマガジン、継続型のコンサルティングなどもありますよ。
こうして毎日作業をしなくても利益を得ることができるようになるのです。
まとめ
いかがでしたか?
利益率の高いビジネスを選んだ方がいいと言われる理由は分かりましたか。
それは売り上げがそのまま利益に直結するわけではなく、利益率の高低によって収益が決まってくるからです。
これからビジネスを始めるのであれば、単純に売り上げが高いと喜んでいないで、どうしたら利益率が高くなるのかを考えることをおすすめします。
またビジネスで失敗しないためには…
- 資本金が少なくても始められるビジネス
- 在庫を抱えないビジネス
- 定期的に収入を生み出すビジネス
これらを意識しながら取り組むのが成功への近道です。