LINEの企業アカウントの費用と開設方法とは?分かりやすく作り方を解説!

「個人ではなくて、企業のLINEアカウントを作ることは出来るのか」
「企業のLINEアカウントは費用が掛かるのでは」
「どのようにアカウント開設したら良いのか分からない」
このようなお悩みを持っている方も多いです。
LINEは家族や友達とのコミュニケーションのツールとして使われているのはもちろんですが、ここ数年でLINEは日常の軽いコミュニケーションだけでなく、企業も利用するようになってきました。
ここ数年で急に多くの方々がLINEアカウントを持ち始め、企業でもSNSに敏感になってきています。
そもそも企業がLINEアカウントを持つことが出来るのか、また開設の方法や費用、メリットについてご紹介いたします。
目次
LINEの企業アカウントとは?
以前は法人向けのアカウントの場合、「LINE公式アカウント」や「LINE@」などの5つの種類のアカウントがありました。
しかし、2018年12月より「LINE公式アカウント」と1つのサービスに統一され、法人向けのアカウントはシンプルに3つのアカウントの中から選んで作るようなシステムになりました。
ここでは新しくなったアカウントをご紹介いたします。
まず、「LINE公式アカウント」のサービスの中で「未認証アカウント」「承認済アカウント」「プレミアムアカウント」と3種類のアカウントがあります。
「未認証アカウント」
未認証アカウントは誰でも取得できるアカウントになります。個人や法人は関係ないので簡単に取得することが出来ます。基本的な機能は承認済アカウントとほぼ変わりません。
利用してみたあとで有料アカウントやプレミアムIDの取得も可能です。
「認証済アカウント」
ある一定の審査を通過することでアカウントにラインバッチを付与されます。それによりラインアプリの中で検索結果にも出すことが可能になります。
「プレミアムアカウント」
プレミアムアカウントは認証済みのアカウントの中から自動的に特に優良なアカウントが選ばれてプレミアムアカウントを付与されます。
しかし、どのような判断基準なのかは公表されていません。
では、これらのアカウントを作成しどのようなことが出来るのでしょうか。
【アカウントの基本機能】
この3つのアカウント全てに次のような基本的な機能が付いています。
- メッセージを配信する・・・画像・動画・クーポン・抽選ページの送信が可能です。
- リッチメッセージが配信出来る・・・リッチメッセージとはラインのメッセージ画面に大きく画像や動画を表示することが出来ます。また、メッセージ内は複数のエリアに分けることが出来るため1つのエリアに対して画像とURLを1つずつ設定することが出来ます。
- セグメントメッセージが配信できる・・・ユーザーの性別、年齢、居住地を閲覧することが出来るため、その属性ごとにセグメントしてメッセージを配信することが可能です。
- 自動応答・キーワード応答機能がある・・・ユーザーからのメッセージに自動的に返答するメッセージを作成することが出来る機能があります。初めにキーワードを設定しておき、それに対して自動的に返信することも可能です。
- チャット機能
管理画面を通じて、起業と特定のユーザーとの1対1のチャットのやり取りが可能な為、カスタマーサポートや個々からの質問などコミュニケーションを取る事が可能です。更に1対1だけでなくグループでのチャットも可能になります。 - アカウントページの作成が可能
アカウントページを作成することによってその企業の基本情報などを載せることが出来ます。さらにウェブ上にも公開可能です。 - リッチメニュー
リッチメニューとは公式画面トークの下部に表示される固定のメニューです。
このメニューは分割されたリンク付きの画像で構成されています。このメニューには外部のサイトや事前に設定したキーワードの送信、吹き出し設定などが可能です。 - レポート機能
レポート機能はメッセージの配信数、クリック数や友達数などの統計情報が確認出来ます。
これらは基本の機能でしたが、他にも「LINEプロモーションスタンプ」や「LINE LIVE」「LINEコールAPI」など様々なオプション機能もあります。
LINEアカウントには沢山の機能が備わっていることが分かりましたが、これらの機能を起業で活用するメリットはあるのでしょうか。
LINEの企業アカウントを開設するメリットとは?
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LINEアカウントは様々な機能があることが分かりましたが、アカウントを開設するメリットはどのようなものがあるのかいくつかまとめてみました。
① ユーザー数が多い
現在2019年2月の時点でLINEのユーザー数は7,800万人といわれています。
幅広い世代からも利用されている為、企業の宣伝プロモーションにはとても有利です。
② アカウントの友達数を増やすことが出来る
自動友だち追加機能があるので、自社のサイトやサービスを良く利用しているユーザーを友達追加することができます。
③ メッセージの送りやすさ
メールに比べてLINEでのメッセージはチャット的な感覚で比較的短い文章でも送ることが出来ます。
メールの場合は長い文章や構成を感が合える必要がありますが、LINEではスタンプなどを利用して気軽なメールを送ることによってプロモーションや宣伝効果を上げることが出来ます。
④ ユーザーと1対1のやりとりが簡単に出来る
LINEアカウントを通して友だちになってくれたユーザーと簡単にやり取りができるようになります。
企業によっては素早いカスタマーサービスが出来るようになったり、予約を取ったり、注文を受注したりと簡単に出来るようになります。
⑤ メッセージが読まれやすい
LINEは毎日利用するアプリケーションなので、メッセージを開封する率がメルマガに比べて10倍20倍という例もあるくらい開封率が高くなります。
頻繁に利用するアプリケーションを利用することにより、よりお客様に近づき情報を提供することが出来ます。
LINEは幅広い世代の方から数多く利用されているアプリケーションです。
それの中でアカウントを作ることにより、利用する率や目にする頻度が増えますので、大きな宣伝効果につながることが分かりました。
では、実際にアカウントを開設するにはどのような方法があるのでしょうか。
LINEの企業アカウントの開設方法とは?
今までは「LINE公式アカウント」を開設する際、初期費用は有料でしたがLINE@と1つに統一することによって初期費用は無料になりました。
名前も企業が利用するアカウントは「LINE公式アカウント」のみになりました。
しかし、これは2019年4月から料金プランやアカウントが統一になるので、まだLINE@がなくなったわけではありません。
LINE@は無料で、しかもご自分のスマホからダウンロードしてアカウントを作成することが出来ます。
手順は次の通りです。
LINEのアプリを開く→メニューから「ウォレット」を選ぶ→「その他のサービス」を選ぶ→その中にあるLINE@をタップしてダウンロード
これでLINE@がダウンロードします。
アプリを開いたら名前・画像・主業種・副業種を入力します。
これでアカウントは完成です。
ここで注意したいのが、名前と画像は後からでも変更可能ですが、主業種と副業種は変更が出来ないので間違えないように選びましょう。
LINEの企業アカウントの費用は?
以前のLINE公式アカウントは月額最低でも250万円の利用料が必要でした。
その為、利用したくても制限のある無料アカウントを利用する方が多かったとも言えますが、今回統一化することによって「LINE公式アカウント」は2019年の4月より無料で開設が可能になりました。
その代わりアカウントを運営する上で一定の料金プランを設定しました。
これはメッセージの配信通数に応じて3つのプランがあります。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 無料 | 5000円 | 15000円 |
無料メッセージ通数 | 1000通 | 15000通 | 45000通 |
追加メッセージ従量料金 | 不可 | 5円/通 | ~3円/通(従量課金テーブル後述) |
基本的な料金体系は「アカウント種別ごとの月額固定費+メッセージ配信通数に応じた従量課金」になります。
無料で送れるメッセージ数を超えた場合は従量課金制となるので、プラン外の超過通数によって月額固定費に加算されます。
以前までは出来なかった月単位でプランのダウングレードなども可能になりました。月の利用状況によってどのプランにも変更が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
LINEの企業アカウントを開設するのは2019年4月からのアカウントの統一化によりお手頃で、簡単に出来るようになりました。
今やLINEは誰ものスマホに入っているアプリケーションです。
その中で企業のアカウントを持つことは広告やプロモーションにはとても大きな効果が得られます。
アカウントを開設することによりLINEで様々な機能を利用することも可能になります。
是非これを活かしてあなたも企業のLINEアカウントを開設してみましょう。