税理士の営業・集客方法!独立・開業で成功するコツとは?

税理士として独立開業をしたい!
集客に失敗しない方法ってあるの?
税理士として独立・開業を目指す人が増えています。
そんな中、駆け出しの税理士が悩んでいるのが、営業や集客という点です。
過去に営業経験がない限り、税理士には営業が苦手という人が多いのです。
そこで、税理士で独立するなら必ず通らなければならない「集客」という部分について失敗しないコツを見ていきましょう。
税理士の集客にはどんな方法があるのか、成功するためのポイントなどもご紹介します。
これから税理士で独立を考えている人は、参考にしてくださいね。
目次
税理士の営業方法とは?
Original update by:はむぱん
一般的に税理士の営業方法にはどんなものがあるのでしょうか。
税理士と営業について考えてみましょう。
公共的団体と連携
税理士に限らず、どんな職業でも同じですが、人と人のつながりは重要です。
人との繋がりがキッカケで状況が好転したり、新しい顧客を獲得することもあります。
税理士であれば、まず外せないのが、地域の起業と密接な関係にある「銀行」「信用金庫」「商工会」などです。
こういった金融機関や公共的団体と連携していくことが、集客に繋がります。
是非、足を運んで連携を持ちかけてみましょう。
また他士業の人との連携は強力なネットワークになるので、良好な関係を作っておくと良いでしょう。
オフラインの交流
昔からある営業の方法は、ほとんどがオフラインでした。
そして現代でもオフラインでの交流は、営業の足掛かりになります。
オフラインの交流の例をあげると…
- 新聞広告・折り込みチラシ
- ポスティング
- 看板
- 電車の中刷り広告
複数の集客口があれば、リスク回避にも繋がり経営が安定します。
ただ気を付けて欲しいのは、無暗に広告を出さないことです。
広告は無料ではありません。
単なる宣伝程度では問い合わせは来ませんので、戦略を立てて活用しましょう。
税理士の集客方法とは?
税理士が集客するための具体的な方法をあげていきます。
1つにこだわらずに複数を並行して行うと効果的です。
紹介
独立した税理士の集客方法として、一般的なのが紹介です。
顧客としては会社や個人の最重要なことを税理士に任せることになるので、信用・信頼ができることが大前提です。
そうなると、周りの人から紹介をお願いするケースが多いといえます。
数ある税理士の中であなたを紹介してもらうためには、どうアピールすべきかを明確にしておきましょう。
そして自ら「紹介をお願いする」という行動が大切です。
ツテになりそうな税理士が忙しそうだからと、諦めてしまってはいつまで経っても紹介は回ってきません。
紹介を増やすためにも「紹介してもらえると嬉しい」ということを、確実に伝えておくことがポイントです。
Web集客
紹介だけでは、実際に紹介されるまで「待ち」の状態になるので不安です。
そこで並行して進めておきたいのがWeb集客です。
インターネット上で税理士・会計に関する情報を多く積み上げ、見てくれるユーザーに有益な情報を載せておけば、興味を持ってくれる見込み客が出てきます。
これは営業マンが足を運んで営業しているのと同じことです。
インターネットであれば営業スタッフを雇う必要がないので、費用的にも安く済みます。
インターネット上に構築された税理士との接点に価値を感じるユーザーがあれば、信用を寄せられるようになります。
この信頼を得る状態こそ、税理士というビジネスでは重要なのです。
そこから唯一無二の存在として認識されることで、顧客獲得の第一歩となります。
Web集客では税理の価値を伝えて、その価値に対して報酬を支払ってもらうことができれば、「多少高くても税理士にお願いしよう」と考える顧客が出てきます。
その結果、価格競争に巻き込まれることもなく、指名をもらえるくらいになる税理士も多いのです。
HP
会社でも個人でも、ビジネスをしていく中で、ホームページを持っているのは当たり前になりました。
ホームページはあなたという税理士の名刺代わりになります。
ホームページを作成した後は、たくさんの人に見に来てもらうための対策が必須です。
アクセスを集める手段としては「SEO」と「リスティング広告」が有力です。
SEOは特定のキーワードで上位表示するための対策です。
リスティング広告は特定のキーワードで広告を出稿するものです。
この2つを組み合わせることで、費用対効果の合う、効率的な集客が見込めます。
作成のポイント
デザインがキレイで見やすいホームページは集客アップのためには欠かせませんが、これは当たり前です。
ユーザーは「信頼できる」「問題を解決してくれる」「不安を解消してくれそうな」税理士を求めています。
ですから、あなたがどんな税理士なのか具体的な言葉で書く必要があります。
ただし税理士という職業柄、専門用語を多用するとユーザーは「難しい」と感じて離れていってしまいます。
できるだけ専門用語は使わずに、分かりやすい言葉で書くことを心がけましょう。
ユーザーはホームページを端から端までしっかり目を通す訳ではありません。
大抵がトップページを見て、インパクトがなければ他のサイトに行ってしまいます。
トップページを開いた時に、伝えたい事が伝わる簡潔でインパクトのあるコピーや画像を入れることが重要です。
また、公開後もアクセス解析などを導入して、検証を繰り返し、集客アップできるように日々、努めることです。
FacebookはSNSの中でも勢いのあるツールです、
情報を収集するだけでなく、人と人の繋がりにも適しているので社会基盤にもなっています。
このFacebookを活用することで、税理士の顧客獲得に繋げることが可能です。
Facebookを使ってネット上に税理士を中心とした「人の集まり」を作ることが目的です。
こうしたコミュニティの中では、税理士に関する情報が日々、行き交っています。
税理士が発信する情報を待っている人が積極的に情報を受信してくれるのです。
こうした興味・関心がある人だけが集まることが、コミュニティの強みなのです。
こういったコミュニティの中で、接触頻度を高めていくと、信頼関係を築きやすくなるので、集客に繋がる関係性を構築することが可能となります。
ブログ
最近ではホームページだけでなく、ブログと連携することで見込み客向けの「悩み解決コンテンツ」を用意する流れが出てきました。
ホームページとは別に「税理士ブログ」を作成して、そこから集客に結び付けることもできます。
ホームページはトップページや料金表、会社概要など事務的なページを用意するのが一般的です。
その窓口としてユーザーと距離が近いブログを用意することで、見込み客をホームページに導くことができます。
ブログでは見込み客が抱える「悩み」「不安」「困りごと」に合わせたコンテンツを用意しましょう。
ブログを運用することでTwitterやFacebookなどのSNSと連携することができます。
記事を更新した際にユーザーに通知して再訪を促す「Webプッシュ通知」の機能などを利用することもできます。
ユーザーからのコメントから、更に記事を作成して、信頼を得ていくという手段にも使えます。
記事の書き方のポイント
集客のためのブログを書く時のポイントは2つです。
- テーマとターゲットを明確にする
- ブログの検索順位を意識してSEO対策をする
単純に好きな記事を書いて投稿してもユーザーは見てくれません。
重要なのはどんな環境で、どういった悩みを抱えているユーザーに対して、それを解決するかにあります。
ですからターゲットを決めて、そこにどんな情報を提供するのかというテーマを決めておきましょう。
万人受けを狙ったブログには、誰も訪問してくれません。
ターゲットとテーマというポイントは必ず押さえておきましょう。
SEO対策は検索順位を上位に持ってくるための対策です。
どんなに有益な内容の記事を書いていたとしても、検索結果に出てこなければ誰も読むことはできません。
どんなユーザーがどんな検索キーワードで検索してくるのかを想定して、そのキーワードで上位にくるように記事を作成します。
特にタイトルや見出しには、そのキーワードを必ず入れましょう。
ブログにアクセスを集めることで、その中から見込み客を発生させることができます。
セミナー
無料個人相談よりもセミナーの方が、集客力があります。
個人相談の場合、そこから有料相談に持ち込まれそう、契約しないと返してくれないというユーザーの不安があり、なかなか申し込むのにはハードルが高いのです。
一方でセミナーは1人ではない上に、いきなり個人的な相談をする必要もないので、税理士の人となりを知るためにも参加する人が増えます。
セミナーを行う際は、ユーザーの興味関心に繋がるタイトル・内容にすることを心がけましょう。
多くのユーザーはタイトルで興味があるか判断するので、セミナーのタイトルはかなり重要です。
セミナー開催の告知は商工会議所、銀行、知り合いの税理士ネットワーク、専門サイトなどで積極的に行います。
さらにFacebookなどのSNSでも告知を行って多角的に集客していきましょう。
広告
有料になりますが、広告を使った集客も良いでしょう。
一般的にはGoogleやYahooのリスティング広告を利用するケースが多く、ユーザーが検索したキーワードに合わせて広告を表示させます。
そこからブログやホームページに誘導するという方法です。
リスティング広告は1クリックあたりに支払う価格が決まったり、広告の品質で競合の広告と競い合い、勝った方の広告が上位表示される仕組みです。
広告の費用対効果を上げるために何をすべきか、どんなキーワードで価格を上げれば効果的かなど、戦略を立てることも必要になります。
広告とSEO対策が上手くマッチすれば、検索結果の1番上位に広告、2位にブログといった表示もありうるので、より効率的に集客を見込めるでしょう。
税理士が独立・開業で成功するコツとは?
Original update by:はむぱん
税理士が独立・開業する上で、成功するためのコツを見ていきましょう。
ポイントは大きく2つです。
①税理士としての専門性をはっきりと伝える
日本全国に税理士はたくさんいます。
資格を取るのは難しいですが、資格取得ができれば「どの税理士も同じなのでは?」という世界です。
そんな中であなたという税理士を選んでもらうには、あなたの「強み」や「専門性」をしっかりと伝えることです。
一般的に「税理士って何をする人なの?」と思っている人が多いです。
そういう人に税理士とは何をするのか、その中であなたの売りは何なのかを明確にしておきましょう。
顧客に他の税理士とは違う点が伝われば、唯一無二の存在となり、顧客がつくようになります。
例えば企業税制が得意なのか、絶税問題が得意なのかで、アピールポイントは変わってきます。
それにはもちろん「自己分析」が欠かせません。
まずは「自分には何ができるか」「自分を他の税理士と差別化する強みは何か」を考えてみましょう。
②キャラクターをわかりやすく表現する
あなたのキャラクターを表現するようにしましょう。
そのためにはどのような税理士になりたいのか、というビジョンを明確にします。
個人事業主をターゲットにしているのか、企業をターゲットにしているのか、この違いでもキャラクターは変わってくるはずです。
もちろん専門用語ばかりでは顧客には伝わらないので、適切な言葉・表現を用いることが重要です。
よく「なんでもできます!」「すべてお任せください」と打ち出している税理士がいますが、顧客からすれば、「なんでもって結局何?」「すべてってどこまで?」と、何も伝わっていないことが多いのです。
「税務管理を通じて問題を浮き彫りにし、適した解決策を提示します」の方が具体性があって、あなたのキャラクターも伝わりやすいです。
顧客に伝えたいことをきちんと伝えるためにも、キャラクターを分かりやすく表現しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
税理士が独立・開業をするためには、集客する営業力が必要です。
待っていても顧客が自動的に訪れることはありませんので、積極的に顧客獲得に乗り出すべきです。
人脈を作り、交流を大事にすることはもちろん大切ですが、紹介だけでは「待ち」の体制になってしまいます。
そこで併せて取り組んでほしいのが、Web集客です。
ホームページやブログを使った集客は、こちらから情報を提供するだけでなく、SNSと連携することで興味・関心のある顧客を集め、交流をはかることも可能です。
そしてあなたという税理士の強み、個性、キャラクターを全面にアピールしていきましょう。