売れるキャッチコピーの作り方!簡単に作れるコツとは?

キャッチコピーがイマイチぱっとしないのは才能がないから?
売れるキャッチコピーを作るためにできることってある?
ユーザーの目を引くキャッチコピーは、それだけで注目されます。
またひとつのキャッチコピーから、爆発的に商品やサービスが売れるということもあります。
キャッチコピーの役割は多くの人の印象に残るものでありたいですよね。
しかしせっかく一生懸命に考えて作ったとしても、無数にあるキャッチコピーの中に埋もれてしまうことがほとんど。
もしあなたのキャッチコピーがパッとしないのであれば、それは作り方や考え方に問題があるのかもしれません。
ここでは「売れるキャッチコピー」の作り方を、基本に戻って見直せるような内容になっています。
また、売れるキャッチコピーを作る際のコツなども、合わせてご紹介します。
目次
売れるキャッチコピーの特徴とは?
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どんなに悩んで考えて作成したキャッチコピーでも、広告やチラシに出せば「必ず見てもらえる」とは限りません。
世の中には無数のCM、広告、チラシ、そしてキャッチコピーが飛び交っています。
それらを見るユーザーは最初の3秒で「その先を見る価値があるか」を判断するとされています。
たったの3秒に驚きを隠せない人が多いのではないでしょうか。
ですから、キャッチコピーは最初の3秒間で相手の心を捉えて、その先の情報にも興味を持ってもらえるように作らなければなりません。
そうなると、売れるキャッチコピーは、短い言葉の中に紹介する商品やサービスの魅力や情報を凝縮しています。
売れるキャッチコピーの特徴は…
- 顧客の心を動かすことができる
- 思わず目で追ってしまう
- 思わず行動を起こしたくなる
このように「ただ見てもらう」という目的は当たり前で、最終的に商品を購入する、サービスに申し込むといったアクションを起こせるようなものがマストなのです。
そのキャッチコピーを見たユーザーが「これは自分に関係あるメッセージだ!」と瞬時に反応し、その先を読み進めてもらえるキャッチコピーを目指したいですね。
売れるキャッチコピーの作り方とは?
それでは売れるキャッチコピーの作り方を見ていきましょう。
基本として大切な事なので、頭に入れてくださいね。
ターゲットを明確に絞る
キャッチコピーを作る上で、「万人に選ばれるものにしよう」と考えてはいけません。
大勢の人に選ばれれば、効率が良いように感じるかもしれませんが、万人に向けて作られたキャッチコピーは「私のことではない」素通りされてしまい、誰の心にも響かないのです。
そこで考えなければいけないのが「ターゲット」です。
「誰に」向けたキャッチコピーなのかを明確にすることで、「私のことかもしれない」と引っかかるユーザーが出てきます。
設定は細かいほど良いです。
性別、年齢、仕事、趣味、家族構成…最終的には頭の中に1人の人物像が浮かぶくらい具体的に設定しましょう。
そしてターゲットを明確にする時に「悩みを明示する」「緊急の問題に応える」というポイントを押さえると良いです。
例えば…
- 誰でも英会話の基礎が身につく教材
これではイマイチパッとしませんよね。
しかし…
- 英語が苦手で避けてきた新入社員が1ヶ月で基礎を身につけることができる教材
これでグッとターゲットが絞られてきました。
この場合の悩みを明示は「英語が苦手」という部分であり、緊急の問題は「1ヶ月で」という部分になります。
ターゲットの悩みをリストアップする
ターゲットを明確にしたら、次にそのターゲットが抱えている悩みを考えましょう。
ここではターゲットの気持ちになって、いくつでも書きだすのです。
ターゲットが感じている不便さ、不安、不満、思い込みを、ターゲットになって思いつく限り考えてみましょう。
その上で、ターゲットの悩みと、売りたい商品・サービスの特徴を対比します。
その商品やサービスは、ターゲットの悩みや不安を解消できるでしょうか。
そういった視点で対比するとで、ターゲットの「本当に欲しい」という感情を引き出すことができます。
ここまですることで、自己満足のキャッチコピーから、ユーザー目線のキャッチコピーを作れるようになります。
ターゲットの悩みを解決する方法をキャッチコピーにする
ターゲット目線になって、悩みや不安を書き出し、それに対して紹介したい商品やサービスのどこがメリットになるのかを考えたことで、たくさんの単語や文章を書きだせたと思います。
ここではそれらを組み合わせて、ターゲットが目にした時に「私のことだ!」と感じてもらえるキャッチコピーを作りましょう。
万人に向けたメッセージでは誰も反応しませんが、ターゲットを絞り込んで考えたメッセージには必ず「これは私のことだ」と、釘づけになるユーザーが現れます。
キャッチコピーを作る際のタブーは以下の通りです。
- 自分が伝えたい事だけを表現したもの
- 分かりにくい言葉、何が言いたいのか分からないもの
- どこかで聞いたことがあるようなもの
何度も読み返してみて、上記の点に引っかかるのであれば、練り直しましょう。
売れるキャッチコピーを簡単に作れるコツとは?
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最初から簡単にキャッチコピーを作ることはできませんが、コツを押さえておけば遠回りすることはありません。
ここでは売れるキャッチコピーのコツを見ていきましょう。
提示するのはベネフィット
よく商品の特徴やメリットを並べたキャッチコピーがありますが、それでは魅力を感じてもらうことはできません。
機能や特徴はその商品を見れば分かります。
ユーザーが知りたいのはそういったことではなく、自分が抱えている悩みや問題が解消されるのかという点に関心があるのです。
ですから商品によって悩みが解消されたことで、どんな未来が待っているのか、というベネフィットを示してあげることが重要です。
ユーザーの頭の中に望む未来が浮かぶようなキャッチコピーを作りましょう。
数字を使って具体的に
キャッチコピーは数字を入れることで具体性があがります。
またユーザーが見た時にも自然と数字に目がいくので、明確なイメージを持つことが可能です。
例えば…
①売り上げがアップするキャッチコピーのコツ
②売り上げが10倍伸びるキャッチコピーのコツ
どちらの方が魅力的に感じるでしょうか。
具体的に数字で示すことによって、リアリティーを出すことができます。
これはキャッチコピーの具体性もアップさせるのです。
心理学を活用
世界中で研究が行われている心理学ですが、マーケティングにおいても人が興味をもつ普遍的なパターンが分かってきています。
こういった心理学を活用してキャッチコピーに組み込むのも良いですね。
例えば…
- 「残りわずか」「限定商品」など心理的に急がせる「スノップ効果」
- 「話題の商品」「バカ売れ」など流行から遅れている気分を喚起する「バンドワゴン効果」
- 「絶対に見ないでください」という「ダメ」といわれると気になる「カリギュラ効果」
多くの店舗や広告で活用されているものばかりですね。
いつも型にはめてばかりでは機械的になってしまいますが、キャッチコピーを考えるヒントにするには効果的です。
ギャップを利用する
人はギャップに弱い、ギャップがあると興味を持つことが多いです。
特に「最低から最高に」「ビリだったのがトップに」という、本来であればあり得ない組み合わせや予想しなかった展開に惹きつけられます。
キャッチコピーにもギャップが生まれるストーリーを盛り込むことで、興味を引くことができるでしょう。
例えば…
- お肉を好きなだけ食べて健康的に痩せる方法
ここには「好きなだけお肉を食べて」本来なら痩せられるわけがないのに、「健康的に痩せる」という意外な言葉を組み合わせてギャップがあります。
ユーザーは「えっ!本当に?」と興味を持って、その先が気になって仕方がなくなります。
まとめ
いかがでしたか?
売れるキャッチコピーを作成するには、ターゲットを具体的に絞ることが大切です。
誰にでも好かれるもの、多くの人に向けたキャッチコピーは、誰の心にも届かないものになってしまいます。
ターゲットを明確にしたら、そのターゲットの悩み、不安、不満、問題点を思いつく限り書き出して、売りたい商品やサービスがどう役に立つのかを分かりやすい言葉でキャッチコピーにしましょう。
またキャッチコピーでやりがちな「商品の特徴やメリットを並べただけ」は絶対にやめましょう。
ユーザーが知りたいのはその商品で悩みが解消するのか、また悩みが解消してどんな未来があるのかという部分です。
売りたいという気持ちだけでなく、ターゲット視点で考えることを忘れないようにしましょう。