サラリーマンで起業したらばれる?ばれない起業の仕方とは?

サラリーマンだけど、起業をしたらばれるって本当?
ばれないように起業する方法やコツを知りたい!
今はサラリーマンだけれど、いつかは起業して自由な生活を手に入れたい!
こんな風に考えて「いつかは起業」を夢見ている人は多いのではないでしょうか。
社会的にも会社に縛られ続ける働き方から、もっと自由な働き方にシフトしている傾向はあります。
起業をするにも、準備が必要なのでサラリーマンをしながら時間を有効活用していく必要があります。
ただし、副業を禁止していたり、起業に対して後ろ向きな会社は、上手く準備を進めないと会社に居づらくなってしまいます。
ここでは会社にばれずに起業するにはどんな方法や手段があるのか、何に気を付ければいいのかなどを紹介していきます。
目次
なぜサラリーマンが起業でばれる?
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サラリーマンが起業でばれるのには、もちろん理由があります。
もしサラリーマンと並行して起業しようと考えているなら、注意してほしいポイントがあります。
税金問題
起業をするということは、サラリーマンで得る給料以外にも収入が発生するということです。
通常の給料をもらいながら、更に稼ぎがでるとなれば、年収が上がることになります。
そうなるとどうしても関わってくるのが「税金問題」です。
起業で稼いだ分の税金も納める義務があるので、税務署で「確定申告」を行いますが、その請求が会社に行くことで会社にばれる可能性がでてきます。
それなら確定申告をしなければ会社にばれないと考える人もいるようですが、それでは脱税として犯罪になってしまいます。
また住宅ローン控除、医療費控除がある場合は、確定申告でしか控除できない所得控除が乗ってくると、給料以外の収入の記載がある通知書が会社に送られてしまうこともあります。
このように「税金」によって起業がばれてしまうので注意が必要です。
密告の可能性
「副業をしている」とか「起業の準備をしている」ということを周りの人に話してしまった場合、話した相手が会社の上司に密告する可能性があります。
日本は出る杭を打つ文化があるので、内心よく思われない事があるので要注意です。
またFacebookやインスタ、Linkedinなど、SNSで繋がっている人が同じ会社にいる場合も危険です。
迂闊に副業や起業のことを書きこんでしまうと、そこから情報が洩れて、知らない間に会社中は知っていたという状況にもなりかねません。
更には検索結果をたどってあなたのホームページやブログが発見され、印刷されて持ち込まれることもあります。
人の口から伝わる噂はあっという間に広がります。
油断すると会社に企業がばれて、上司や人事部から呼び出しをされることがあるのです。
会社に起業や副業がばれると?
会社に起業や副業がばれた場合、どうなるのでしょうか。
基本的にはまず、呼び出しをくらいます。
上司や社長などが同席しての面談になり、「就業規則」について問われることになるでしょう。
就業規則が分かっているのか、解雇されるのを覚悟でやっているのかなど、表向きは会社のためのような質問をされますが、徐々に「どのくらい稼げているのか」「将来的にどうするつもりなのか」など、就業規則とは関係のない質問もされるでしょう。
就業規則に書かれているのは「許可なく第三者に雇用されてはいけない」といった大雑把な雇用に関する規定や、競業を禁止する規定です。
会社の立場からすれば、副業禁止の建前として、「業務に支障が出る」「会社の資源が不正に流用される危険性」などがメインとなります。
しかし、上司や同僚の立場から見れば、副業である程度、稼げていることへの嫉妬がある場合もあります。
ちなみに、「副業」と「起業」とで会社の対応は大きく変わってきます。
副業はあくまで小さく稼ぐ、お小遣い程度というイメージがあるので、会社にばれたとしても大きく騒がれることはないでしょう。
しかし起業となれば大きく稼ぎ、ゆくゆくは会社を去っていくというイメージなので、顔色を変えて大問題になる可能性が高いのです。
もし起業準備だとばれてしまった場合で、まだ会社を辞める気持ちがないのであれば「儲かってはいない」「ボランティア」「短期間」であることを伝えて、本業には支障がないことを強調して伝えると良いでしょう。
起業や副業を始めるのであれば、会社にばれた場合のシナリオも想定して、予め答えを用意しておくと良いですよ。
サラリーマンが起業でばれないためには?
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サラリーマンが起業でばれると、大問題になるだけでなく、あなた自身の評判も下がる可能性があります。
起業して今の会社と全く関わりがなくなるのであれば問題はありませんが、まだ会社に残る場合や、今後も付き合いが続く場合は、できるだけ評価は下げない方がベターです。
そのためにも、まずは副収入を得ていることがばれないように努力をすることがおすすめです。
会社に副業がバレないようにするコツについて紹介します。
確定申告について
起業で稼いだ分の確定申告は必ず行いましょう。
ただし普通に確定申告をしてしまうと、会社にばれるリスクがあります。
住民税の支払い方法は通常、「特別徴収」といって会社の給与から引かれるようになっています。
しかし副収入分の住民税が増えてしまえば、その請求が会社に行ってしまうのでばれます。
その対策が、「普通徴収」になります。
自分で確定申告をする際に、「普通徴収」を選択しましょう。
普通徴収は起業で得た分の税金は給与から引かずに、自分で支払うという方法です。
確定申告書第二表の「住民税に関する事項」の欄への記入で、「自分で納付」に○をすれば住民税の納付書が送られる普通徴収になります。
これにより、会社に徴収がいかないのでばれるリスクが低くなります。
マイナンバー制度について
マイナンバー制度が始まったことで、「副業や起業での所得が税務署に把握されてしまい、税務署から会社に通知が行ってばれるのでは?」という心配の声がありますが、実際は可能性はほとんどありません。
個人情報を勝手に開示することはありませんし、会社が開示を要求することも基本的にありません。
問題になるのは脱税をしている場合です。
過去に副収入があったにもかかわらず、確定申告を行っていない場合は指摘が入る可能性があるので注意が必要です。
同期や仲の良い先輩後輩でも言わない
起業で最もばれる可能性が高いのは、人の噂です。
どんなに信頼している上司や同僚であっても、副業をしていることや起業の準備をしていることは絶対に話さないことです。
その場では応援してくれたり、内緒にすると約束してくれるかもしれませんが、いつ気が変わるか分かりません。
特にあなたの起業が波に乗り始めてくると、それを妬んだり羨ましがる人は絶対に出てきます。
せっかく上手くいきはじめたのに、第三者によって台無しにされてしまう可能性も高くなります。
副業や起業準備がばれるかばれないかは、あなたの意思にもかかっているのです。
SNSには要注意
資金も人脈もない個人が起業を始める場合、その広告となるのがSNSです。
Facebook、Twitter、LINEなどのソーシャルメディアで集客を考えている人も少なくないでしょう。
会社の同僚や上司とFacebookやLINEで繋がっていないから安心と考えるのも危険です。
リツイートや検索によって、あなたの投稿が表に出てしまう可能性はゼロではありません。
プライベートな情報を書きこむなら良いのですが、副業や起業に関する内容を書きこむのであれば、ビジネス用のアカウントを作成したり、個人が特定されないような工夫をする必要があります。
SNSを利用せずに集客ができるのが1番ですが、その場合は長い時間がかかったり、初期費用として広告費が必要となります。
今の時代はSNSの活用は切っても切れない関係です。
先の展開も考えながら、上手にSNSを活用するようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
起業が会社にばれてしまう原因の多くは、同じ会社の上司や同僚に自分で話してしまうことです。
次に多いのはSNSで書き込みをすることで、繋がっていた会社関係の相手にばれることです。
税金問題を重視する人が多いですが、意外にも税金の手続きから知られてしまうケースは少ないです。
言い換えれば、副業や起業準備をしていることを周りに話さない、あなたの意志の強さが試されているともいえます。
副業や起業をばれないように進めるには、起業に成功して会社を辞める日まで、黙って進めることです。
もちろん税金関連の手続きにも手を抜いてはいけません。
本気なら軽い気持ちで行うのではなく、注意を払って起業することが重要です。