会員制ビジネスモデルとは?成功事例7選!
会員制ビジネスモデルってなに?
現在成功している事例ってあるの?
会員制ビジネスといえば、どんなものを想像するでしょうか。
ジム、フィットネスクラブ、ファンクラブ、ホテルなど、有料で会員になる仕組みのことですね。
今、この会員制ビジネスを展開する人が増えているのです。
有名どころではホリエモンの有料メルマガは月に860円なのですが、会員数が既に1万5千人を超えているので、年収にしてみると1億5000万円以上の売り上げになっているということになります。
こうした会員制ビジネスでも、上手に展開することで、大きなビジネスモデルに繋がることが分かります。
ここでは会員制ビジネスについて初心者の方に向けて、「会員制ビジネスとはどんなものか」という部分を見ていきましょう。
また成功のコツや、多くの成功例も紹介していきます。
目次
会員制ビジネスモデルとは?
Original update by:ころんさん
会員制ビジネスとは、利用者がサイトやお店に会員登録をした後、利用料金を支払ってサービスを利用することです。
有料サービスなので、利用者が何かしらのメリットや魅力を感じなければ、会員数は増えません。
この会員制ビジネスを企業が行う上での、1番のメリットとしては、「会員費」にあります。
会員登録時または、継続手続き時にサービスを利用するユーザーは会員費を支払います。
例えば会員費が5000円だとして、会員が20人の場合、それだけで10万円の継続収入が生まれるのです。
コンサルティングは会員制モデルの典型ですし、オンラインで学習できる会員制サイトなども、会員制ビジネスのひとつでしょう。
ビジネスの基本は「相手を知ること」です。
そして相手が喜ぶサービスを提供するからこそ、そのお礼としてお金を支払うのです。
会員になった時点で相手を知るという段階は、簡単にクリアすることができます。
そして会員制にすることで、会員の人たちとのコミュニティが出来上がるのです。
こうしたコミュニティで何度も会話をしたり、実際に会うことで、自然と円滑なコミュニケーションが実現するようになります。
その結果、会員からの紹介が生まれたり、更に高額なサービスに参加してくれたりと、プラスの効果が起きるようになるのです。
会員制ビジネスで成功するコツとは?
会員制ビジネスで成功するには、いくつかのコツがあります。
会員になってくれる相手の気持ちになって考えてみましょう。
お試し入会がある
基本的に現在の会員制ビジネスでは、「お試し入会」を実施しています。
まずは仮会員という形で、雰囲気を知ってもらったり、内容に満足できるか確認してもらうのです。
その時、お試し会員に誘う相手にもコツがあります。
それは、「セミナーや交流会で実際に会っていて信頼関係ができていること」と「主催者のビジネスに関心があること」です。
ある程度の信頼関係がある相手に対して、「最初は無料で試してみませんか」と声をかけることで、新規顧客の獲得率に繋がるのです。
シンプルなコンテンツ
難しいビジネスを行おうとするほど、手間も苦労もかかります。
さらに会員になろうとする相手にも、難しくて何をしたいのか伝わらなくなってしまうでしょう。
コンテンツはシンプルであるべきです。
会員制ビジネスを考える人の多くは、多彩なコンテンツを提供することが義務だと考えてしまいます。
考えるべきは、会員に喜ばれるコンテンツであり、その全てが難しいものという必要はないのです。
強制しない
会員制ビジネスはあくまで利用者の意思で入会してもらうことです。
入会して欲しいからと、しつこく勧誘したり、購入を促したり、退会したい利用者を引きとめるという行為はタブーです。
そんなことをしていれば、それが口コミで広がり「あの会員制のサービスは一度入ったら退会できない」など言われ、誰も会員になろうとしなくなるでしょう。
一度会員になった利用者を囲い込むという行為は自殺行為です。
あくまで会員の行動は自由にすることが成功への近道なのです。
集客
会員制ビジネスは会員が増えれば増えるほど、収益が増えます。
最初は知り合いや紹介で会員を増やすことができても、最初だけで終わってしまっては徐々に衰退してしまうでしょう。
そこで必要なのが集客する力です。
経営学やマーケティングの知識を取りいれて、新規顧客を獲得する仕組みを構築するようにしましょう。
何もせずに顧客が寄ってくるのなら、誰も苦労せずに成功します。
ビジネス開始後も常に学び続けて進化していく人でないと成功は難しいでしょう。
継続特典・会員特典など
集客に繋がる一つの方法としても使えるのが、会員特典や継続特典を用意することです。
会員になった人に用意する特典と、継続更新してくれた人に用意する特典のそれぞれを用意すると良いですね。
その内容はもちろん、会員が喜ぶこと、求めていることでなければいけません。
特典を工夫することで、他の会員制ビジネスと差別化することもできます。
常に会員のことを考えて、満足度の高いサービスを提供していきましょう。
会員制ビジネスの成功事例7選
Original update by:すしぱく
ここからは会員制ビジネスの成功例をご紹介します。
一度は聞いたことのある内容ばかりなので、参考にしてくださいね。
コストコ
一度に大量に商品を買いこむことができる上に、他のスーパーよりも安価に買い物ができるということで、支持が高い企業です。
ご存知の人も多いと思いますが、コストコで買い物をする為には、年額4000円を支払って会員になる必要があります。
立派な会員制ビジネスですね。
この会員制にビジネスによる利益は、年間3000億円前後であり、この収入が商品の売値を下げることに繋がっていると考えられています。
スタディサプリ
元は「受験サプリ」から名前を変えたのがスタディサプリです。
自宅で勉強ができるアプリケーションで、その幅は小学4年生から大人までと大注目されています。
スタディサプリには無料会員と有料会員があります。
有料会員は月額980円で、無料会員との違いは「講義を受講できること」です。
映像の授業が見られるという特典をつけることで、同じような他のサービスと差別化しています。
年額にすると1万円を超えますが、学習塾に通うことに比べるとかなり安価だということで、会員は増え続けています。
AMAZON PRIME
Amazonプライムといえば、映画やドラマが見放題になる「プライムビデオ」が有名です。
月会費は400円で、他の動画コンテンツにくらべて圧倒的に安いです。
Amazonプライムのサービスはこれだけではありません。
Prime Readingで無料で本を読む、Prime Musicの音楽が聴き放題、プライムフォトで写真保存が無制限、Amazonでの配送料無料、お急ぎ便や日時指定便も無料、毎年7月に「プライムデー」という超特大セールに参加など、とにかくサービスの内容が豊富なのです。
1ヶ月に数百円で映画も音楽も本もたっぷり楽しめるということで、お得感を感じるユーザーが多く、人気のあるコンテンツです。
ドクターシーラボ
ドクターシーラボは会員に7までのランクが設定されていて、ランクごとに割引料金が変わる仕組みです。
1万円以上で4%の割引
2万円以上で6%の割引
4万円以上で8%の割引
そして2万円毎に2%の割引が適用されます。
このランクはドクターシーラボ以外の姉妹ブランドでも加算されます。
結果、ランクが落ちにくいのが強みとなり、リピート率向上に繋がっています。
DHC
DHCは健康食品、化粧品、ファッションを取り扱っている会社です。
よくCMで見かける人も多いでしょう。
DHCの会員登録は完全無料なので、月額会員制ではありません。
でもDHCのオンラインショップは会員でなければ利用できません。
そこで会員向けの割引、ネット限定商品、独自ポイントが貯まるサービスなどを展開しています。
そうすることで「会員になった方がお得」とユーザーに感じさせる要素を盛り込んでいるのです。
こうした会員を囲い込むことで、広告などの波及率を高めていくことに繋がっています。
@COSME
化粧品の口コミでも有名な@Cosmeは、無料会員と有料会員から選ぶことができます。
有料会員は、月額294円となりますが、3150円以上購入すると、500円分の割引を受けられるクーポン券を受け取ることができる仕組みです。
これは毎月発行されるクーポンなので、@cosmeで定期的に買い物をする人には、かなりお得です。
化粧品は消耗品であり、一定の頻度で需要が発生します。
会費で安定収入を得るだけではなく、リピーターを生み出しやすくする仕組みが考えられています。
楽天会員
楽天にはプレミアム会員という年会費3900円の有料会員があります。
メリットは楽天のポイントである楽天スーパーポイントが貯まることにあります。
楽天市場出の買い物だけでなく、様々な場所でポイントを貯めることができます。
またショップで支払った送料が楽天ポイントで戻って来たり、送料無料の商品はポイント2倍、楽天ブックス・楽天トラベルではポイント2倍という特典もあります。
商品購入時のキャッシュバックに特化したサービスが中心なので、楽天でよく買い物をする人には喜ばれるサービスです。
まとめ
いかがでしたか?
会員制ビジネスはその会社やお店に会費を支払って、サービスを利用する仕組みです。
企業としては会員費だけでもある程度の人数が集まることで、安定収入を得ることができます。
会員制ビジネスを成功させるためには、利用者に対して魅力的なサービス、興味のあるサービス、満足度の高いサービスを用意する必要があります。
そう考えると難しく考える人が多いのですが、シンプルで分かりやすいサービスに人気が集まっているのが現状です。
新規会員を獲得するためには、マーケティングや経営の知識を蓄えて、集客できる力を上げることも大切です。
また会員特典や継続特典などで、他と差別化する、強みを明確にすることで、成功している企業が多いです。