20代で起業するきっかけとは?失敗する人と成功する人の特徴!

起業したいけど、20代はまだ早いかもしれない。
自分が企業するのに向いているのか自信がない。
20代で企業してメリットはあるの?
このような悩みや疑問について取り上げていきます。
最近は大学生や若くして企業する方々は珍しくありません。
現在では100人に1人は20代で起業するという確率になっています。
もちろん、20代で起業した方で今では有名になった企業の社長も数多くいます。
20代で企業することは勇気がいるかもしれません。しかし、若いからこそできることはたくさんあります。
ここでは、どのようなきっかけで企業することになったのか、また20代で企業するメリットや失敗する人・成功する人の特徴などを取り上げていこうと思います。
20代で起業するきっかけとは?
20代で起業をした方にきっかけをきいてみると次のような答えが返ってきます。
- 夢や目標を立てた時に企業するのが近道だった
- 自分の興味がある事を追及したら起業するのがベストだった
- サラリーマンよりも稼ぎたい
- 副業していたら、本業よりも儲かってしまった
などなど、それぞれありますが実際にこんな風に感じている人も多いのではないでしょうか。
では、どのようにして実際に起業することになったのでしょうか。
それは行動力です。
実際に自分だけで考えていたり、思っているだけでは何も変わりません。
行動することがきっかけの始まりです。
まずはパソコンを買うとか、ブログやネットの副業ウエブサイトに登録するとか、または自分の考えたアイディアを作って売ってみるとか行動する方法は様々です。
ここで大事なことはやりたいことに投資することです。
無料で出来る事はプレッシャーもなく、途中で諦めたところで損がでません。
その分いつでもやめられるという考えが生まれてしまいがちです。
しかし、自分にお金を費やすことで自分に少しプレッシャーを与え、「せっかくここまでお金を費やしたのだからもう少し頑張ろう」という考えが生まれ、長続きします。
起業したい方は「きっかけがあれば」「チャンスがあれば」と思っている方も多いでしょう。しかし、きっかけを作るのはあなた自身なのです。
行動することによりチャンスが広がり、そこからさらなるアイディアが生まれたり、サポートしてくれる人に出会ったり、一生懸命にやりたいことを進めていたらいつのまにか起業したり、行動することによって起業するきっかけが掴めるはずです。
20代で起業するメリットとは?
20代で起業するメリットはどのようなことでしょうか。
失敗しても立ち直りがきく
今現在成功している起業家でも誰もが大なり小なり失敗は必ずあります。
20代でその失敗を経験出来ることは今後に必ず役に立ちます。そして失敗しても立ち直せるチャンスと時間が存分にあります。
起業していきなり儲かったなんて話はあまり聞きませんよね。
成功者も最初の一年間給料はなかったとか、大きな借金を負ってしまったとか、傲慢なやり方で社員がいなくなってしまった、などの苦労話はよく聞きます。
しかし、誰もが失敗したからこそそこから学ぶことがあり次のチャンスに生かすことが出来ます。
20代でその失敗をすることで、更なる成長が出来ます。
年齢が上がるにつれて起業するリスクが増える
年齢が上がるにつれ、家族が出来たり、家を購入したり、掛かる費用が必然的に増えていきます。
さらに、お金のことを考えることが多くなり、起業することに当たって不安要素が増えていきます。
費用面に関して、若いうちは自分に投資できる余裕があります。
固定観念にとらわれる事がない
20代はまだ経験も少ない分固定観念もあまりありません。
例えば長くサラリーマンとして務めてきた人は会社の組織や取引相手とのやりとりのことなど、色々と知識は豊富かもしれませんが、その分その固定概念が付いている場合が多くあり、新しい発想を思いつくということは難しいです。
しかし、若いうちは経験もない分固定観念がありません。その分周りの方からすると新しい考え方や発想が評価を得てうまく良く事があります。
体力がある
実質的に若いうちは年を取った人よりも体力があります。
起業することは一日二日で出来る事ではありません。起業したとしても経営がうまく軌道に乗るまでには1年や2年、長い場合はもっと時間がかかります。
この間、普通のサラリーマンよりも倍の時間働くこともあり得るかもしれません。ここで体力がある若いうちはとても有利になります。
支援を受けやすい
20代で起業する場合には、ベンチャー企業の社長など自ら若くして起業した社長が融資をしてくれたりする例も少なくありません。
また、日本政策金融金庫からは女性・若者・シニア起業支援資金という融資が受けられることも可能です。
他にも、若い世代だからこそ使いこなせるクラウドファンディングを利用した資金調達の方法もあります。
このように20代で起業するメリットはたくさんあります。
しかし、これらをうまく利用し成功する人とそうでない人はもちろん出てきます。
では、どのような人が起業に失敗しやすいのでしょうか。
起業に失敗する人の特徴とは?
Original photo by;ピースローブ
起業に失敗する人の中でもいくつかの特徴があります。そのポイントを大きく分けて6つにまとめてみました。
独自性がない
いざ起業したとしても会社をうまく経営していくためには独自性がとても重要になります。逆を言えば、他の会社でもやっているようなことを同じように行っているだけでは会社は成り立たないからです。
他の会社と取引をする際にも何を売りとして出していくのか、他の会社のマネをしていてはいずれアイディアはなくなっていきます。
そんな時に独自の考えやアイディアを出すことによって、他の会社とは違うと一目置かれ成功していく鍵になります。
また、そのような場面になることは何度もあります。その時にアイディアを根気よく絞り出すことが出来ないのであれば、起業するのは難しいかもしれません。
その分野の知識がほとんどない
起業はしたが、知識はほとんどなかったというのも失敗の原因になりかねます。
相手先の会社やお客様は仕事をする際にもちろんこの企業を信用して一緒に仕事をしていこうという事になる訳ですが、その
際に何の知識もなく他の会社から得た情報やみんなが持っているような知識で競ったとしても惹かれることはありません。
特に成長していく会社は新しい情報や知識を持っています。
適切な経営判断をするためにも新しい情報や深い知識は必要不可欠です。
自己責任力がない
起業するということはもちろん自分自身が社長になる訳です。社長がいつも人任せだったり、ミスをした際は全て周りに責任を負わせるというのはどうでしょうか。
特に起業したての場合、初めは人を雇うにもコストが掛かります。その為ほとんどの場合が起業した本人=社長がすべてを行っていくことになります。そこで失敗した場合すべては自分の責任になります。
しかし、自分で行う事により改善点が見えてきたり、作業に必要なコストや時間、会社を経営していくためのマネージメント方法を学ぶこともできます。
これらの経験を積むことによって誰かがミスをした時に社長が自ら謙虚に謝ることや、また誰かが成功した時にはその栄誉を快く譲る心の広さが求められてきます。
「とりあえず」で始める
最近は資本金が1円からでも起業できるという起業するには楽な世の中になってきました。
しかし、この楽さから「ちょっと社長やってみよう」とか「とりあえず起業してみよう」という甘い気持ちからスタートすることによって後に大きな失敗をする方も増えてきています。
やはり、起業することはそんなに簡単なことではありません。
「とりあえず」という考えで起業する人は社長の良いところだけを見ているパターンがおおいのです。そういう方は要注意です。
今は大成功している大手企業の社長の誰もが苦労を得て今の成功が認められているのです。
起業するということはカッコ悪いことも、大変なことも自ら進んでやっていけるという覚悟がないとうまくいかないでしょう。
最後までやり遂げられない
いつも最後までやり遂げられないようなタイプの方は起業後に必ず大変な思いをします。
起業した人はほとんど時間を惜しまず、相手が納得のいくものを作り上げることが出来ます。
これはいくら自分の中で納得したものでも、お客様や取引先の方が納得してなければ、それは最後までやり遂げたとは言う事が出来ません。
この相手が納得いくものを作るには時間が必要です。「時間がないからこれで良い。」というようなやり方ではお客様も付いてきません。
プライベートや休みの時間も削って納得のいくものを作り上げる、忍耐力が必要になります。
ここで当てはまる項目がある方は起業についてもう一度考えてみることをお勧めします。
では。次に成功する人の特徴はどのような人でしょうか。
起業に成功する人の特徴とは?
起業に成功する人にも特徴はあります。
どのような特徴があるのか、ここでは大きく4つのポイントを絞ってみました。
勉強家
起業する人は皆さんとても勉強家です。
起業するにおいてまず知識がないと起業することも難しいですが、起業してからも世の中の流れや経済状況などは常に変わっていきます。
その流れにうまく乗っていかないと、経営も困難になったり、お客さんも付いてきません。このような状況を判断するには常にアンテナを張り、日々新しい情報を入れ、また新しい発想が出た場合にはその裏付けをするためにも深く探求していかなければなりません。日ごろから時間を惜しむことなく勉強出来る人は起業してからも成功していくでしょう。
リーダーシップが取れる
起業するということはいずれ社員も増えます。ここで必要となってくるのは多くの人をまとめあげ、引っ張っていくことができるリーダーシップが必要になります。
リーダーシップといってもやり方はそれぞれあります。しかし、起業すると行くことは会社を作り上げ、あなたがその先頭に立つという事になります。
大きな目標を上げてそれをみんな(従業員)で達成していこうをなると強力なリーダーシップが、必要になります。
ポジティブで失敗を恐れない
成功する人は失敗を恐れません。
「失敗は成功の基」という言葉があるように起業家は失敗をしてもすぐに切り替え、立ち直り方が多いです。
いつもネガティブに物事を考えてしまう人はなかなか新しい事には進めませんし、失敗を恐れ、学ぶことが出来ません。
ポジティブな人は失敗しても、そこから新しいアイディアを出したり、さらに改善点を見出したりして成長していくことが出来ます。
説得力がある
起業した人たちは人に物事を伝える場面がいくつもあります。
お客様や取引先の方に分かりやすく、説得力のある言葉を選ぶことによってうまく良くかそうでないかが決まってきます。
分かりやすく、説得力のある言葉を選ぶには語彙力も重要になりますし、その場の雰囲気や相手の表情などを察する必要もあります。
多くの起業家は本をたくさん読むことによって語彙力や表現力を磨いています。
ジャンルはビジネス書のみならず、小説や哲学書、漫画などでも構いません。
人を説得できるような言葉を選び、表現していくことが重要になります。
成功する人の特徴は今からでも見つけることが多いですね。
本を読んだり、色々な知識を増やしていくことは起業する人にとって大きなポイントになります。
20代で起業した著名人とは?
20代で起業した著名人は多くの方がいますが、ここでは世界を代表する起業家と日本で有名な方を取り上げていきます。
世界では次の方々が有名です。
ビル・ゲイツ(Microsoft)
ハーバード大学中退
ビル・ゲイツはハーバード大学に在籍していた19歳の時に友人のボール・アレンと初めはアイコン向けのBASICを開発しました。そのアイコンが支持を受けて各社のアイコンに採用されます。その後1975年にマイクロソフトを設立しました。その際にIBMのOS開発やWindowsでの成功により、世界長者番付で13年連続1位となりとても有名です。
マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
ハーバード大学中退
マーク・ザッカーバーグの生い立ちは映画にもなったことから良く知られています。
彼は学生時代の時に作ったハーバード大学内限定のソーシャルネットワークが評判を呼び他の大学にも広がっていきました。その後2004年に他のメンバーも加わり19歳の時にフェイスブックを設立しました。その際に一般の人でも登録できるように変えて、ユーザー数を増やし今に至ります。
スティーブ・ジョブズ(Apple)
リード大学中退
スティーブ・ジョブズはリード大学を半年で卒業し、21歳の時にアップルを設立しました。1977年に発売した「AppleⅡ」が大ヒットしたため、アップル社は急成長を遂げました。しかし、1981年には解任され、1985年に退社しています。その後NeXTを設立し、ピクサーのCEOに就任しましたが1996年にアップルに買い取られたため再びアップルに戻ります。2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチが大変有名になりました。
チャド・ハリー(YouTube)
ペンシルバニア州立インディアナ大学卒業
チャド・ハリーは初めPayPalに入社しました。しかし、PayPalはeBayに回収されてしまいました。その後2005年の27歳の時に、友達とディナーパーティーを開きました。その際、動画を他の友達とも共有したいという思いつきからYouTubeが生まれました。2006年に16億5000万ドルでGoogleがYouTubeを売却します。
日本でもたくさんの若くして成功したかたがいますが、代表的な方は次の方々です。
孫正義(ソフトバンクグループ)
カリフォルニア大学バークレー校卒業
孫正義は日本の高校を中退しましたが、高校卒業検定を合格しカリフォルニア大学バークレー校経済学部を卒業しました。その後1981年日本ソフトバンクを設立しました。しかし、慢性肝炎で社長を退き会長になりました。しかし、1986年に社長職に復帰します。
その後1990年にソフトバンク株式会社として社名を変更し、インターネットの普及に合わせてM&Aを繰り返し、事業を拡大させていきました。今では日本を代表する通信会社に成長しました。
藤田晋(サイバーエージェント)
青山学院大学卒業
藤田晋さんは大学卒業後、人材派遣会社インテリジェンス勤務を得て、1998年24歳の時にサイバーエージェントを設立しました。企業の際に以前働いていたインテリジェンスの社長から投資を提供され、先輩起業家の支援を受けました。その後わずか2年の2000年に当時は史上最最小でマザーズに上場という記録を残しました。その後も数々の成績を残しています。
堀江貴文(ライブドア)
東京大学文学部中退
堀江貴文は1996年にオン・ザ・エッヂを設立しました。その後大学を中退しています。資金は父親から600万円の投資を受けました。
その後インターネットの普及によりホームページの制作や管理運営を行う会社として注目を集めます。2002年に旧ライブドアから営業権を取得した上で、ライブドアに社名を変更しました。しかし、2006年に証券取引法違反により逮捕されました。その後保釈され、今ではメディアや書籍などを出したりし色々な分野で活躍されています。
村上太一(ジョブセンス)
早稲田大学政治経済大学卒業
村上太一さんは小学校の頃から社長になると決意していました。2006年大学在学中にアルバイト情報を掲載するウェブサイト「ジョブセンス」を作り、「リブセンス」を設立しました。その後25歳で株式を上場させた史上最年少の社長となり注目を得ます。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
20代で起業するには行動力が不可欠です。自分できっかけを作っていくことで起業を始める一歩になります。
20代で起業すると次のようなメリットもあります。
- 失敗しても立ち直りがきく
- 年齢が上がるにつれて起業するリスクが増える
- 固定観念にとらわれる事がない
- 体力がある
- 支援を受けやすい
また、起業が失敗する方、成功する方には特徴がありました。
20代で起業した著名人も多くいます。
その方々のように、成長できるのはあなた次第です。
起業することは決して簡単なことではありませんが、20代に起業することによりあなたの人生経験は大きく変わってきますし、あなたを成長させてくれます。
今は成功している起業家でも昔は苦労した方はほとんどです。そんな先輩たちのストーリーなどを読んでみたり、起業する上での知識を増やしていくことで、本当にやりたいことが見えてくるでしょう。