30代の女性が起業するのはリスク?初心者でも成功している理由とは?

そろそろ会社に縛られることなく自分のペースで仕事がしたい
今まで身につけたスキルを使って自分の力で稼ぎたい
趣味を仕事にしたい
働き方改革が叫ばれる昨今、自分の働き方について考え、起業を考える女性は少なくありません。
ですが、実際に起業まで行動を起こている人は少数です。
なぜなら、
- 起業の方法が分からない
- リスクがあるものだから、思い切って行動できない
- 自分にちゃんとできるかどうか不安
- 初期投資にお金がかかるからできない
などといった理由で躊躇しているからです。
せっかく、自分が起業したいと思っているのに、不安を抱いていたり方法が分からないからといって出来ないなんてもったいないですよね。
今回は、30代の女性が起業するメリットやデメリット、リスク、成功のポイントについてまとめました。
起業に成功している人の特徴も挙げてあるので、是非参考にしてください。
目次
30代の女性が起業するメリットとは?
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30代の女性が起業するメリットは2つあります。
- 女性ならではの視点が生かせる
- 自分に合ったペースで事業展開することで家事や育児の両立がしやすくなる
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
1、 女性ならではの視点が生かせる
常に美しくいたいからエステに行く、育児に追われて家の掃除ができないから掃除代行サービスを活用したいなどといった思いは、同じ女性・主婦だからこそ考えられるものです。
私一人が悩んでいて他の人が思っているかは分からないと思うかもしれません。
ですが、自分が悩んでいれば他の女性・主婦も同じような悩みを感じているものなのです。
同じ女性・主婦の立場としての視点で周りを見てみましょう。
すると悩みを共感でき、そこにアプローチすることがビジネスの大きなチャンスとなるのです。
2、 自分に合ったペースで事業展開することで家事や育児の両立がしやすくなる
ご主人も仕事があるので、家事や育児を全くやらなくてもいいというわけにはいきません。
「少しずつでも必ず利益を得る」ということを確実にやっていけば、リスクを少なくしながら事業を進めつつ、家事や育児の両立も可能となります。
30代の女性が起業するリスクとは?
起業するにあたっては、メリットばかりではありません。もちろん、リスクもつきものです。
では、起業するリスクとは何があるのでしょうか。
リスクは2つあります。
- プライベートの時間が少なくなり、両立が困難になる
- 公的なサポートが受けられなくなる
1、 プライベートの時間が少なくなり、両立が困難になる
これは、先ほどのメリットの部分とは相反する内容になってしまいますが、リスク面も持ち合わせているという意味になります。
事業が拡大していけば、おのずと事業にかかる時間も必要になるわけです。
そうなると、必然的に家事や育児への時間配分が減ってしまうということになり、両立が難しくなります。
また、自分で起業している以上、すべての責任は自分が負うことになり、他人のせいにはできなくなります。
そう思うと、しっかりやらなくてはと思い、事業に対して時間を必要とするようになってしまいます。
2、 公的なサポートが受けられなくなる
企業に勤めている場合は、妊娠・出産・育休などについて公的な制度によりサポートを受けることができます。
例えば、勤めていれば育休期間に「育児休業給付金」が支給されますが、起業しているとその制度は対象にならないので支給されません。
「出産育児一時金」は国民健康保険でも支給対象となりますが、起業している場合にはそれしか受け取ることができなくなってしまいます。
起業に成功する人の特徴とは?
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実際に起業してその後成功している人は多くはいません。起業後1年で廃業している人は約40%にものぼっているとのデータもあります。
せっかく起業したのに1年で廃業なんて辛いですよね。
では、起業して成功している人にはどのような特徴があるのでしょうか。
「リスクを受け入れる覚悟を持っている」
起業するにあたって、リスクをどれだけ減らす努力をしても、ゼロにすることは不可能です。
また、起業した後は全ての行動が自分一人の責任のもとで動きますので、失敗をした場合でも自分で対処しなければなりません。
そのうえで、自分の過去の経験をもとに解決することが必要ですし、起業して成功している人はその姿勢や覚悟を持ち合わせています。
「リーダーシップ・行動力がある」
一人で仕事をする場合であっても、そうでなくても行動力は必要になります。
何かを決断しなくてはならない時、リーダーとなる人が優柔不断であれば周りの人間は少なからず不安を抱いてしまうことになります。
また、何か実行しなくてはいけない場合であっても、二の足を踏んでいるような状況が頻繁にあれば、それもまた不安材料のひとつとなってしまいます。
「ポジティブ思考・自己肯定感が高い」
例えば何かに失敗したとします。その時に、いつまでもくよくよと引きずっているような人は起業して成功している人の中にはいません。
失敗したとしても、すぐに頭を切り替えて方法や手段を変更し、改めて結果を出すようにしています。
失敗したことにいつまでの囚われていないのです。
- 上手くいくはずだ
- これでやってみたらどうだろう
というように、マイナス思考ではなくポジティブ思考で物事を考えているのです。
また、それには自己肯定感の高さも必要になります。
私なんてどうせ何をやってもうまくいかない
などと思っていたら、うまくいくはずの事も失敗してしまいますし、何よりもそのような姿勢を周りの人間は心地よく思いません。
事業を進めていくにあたり、自分の為だけではなく周りの人に影響を与えるという意味でも、ポジティブ思考とある程度の自己肯定感の高さは必要となるのです。
起業に成功する人の特徴が分かりましたね。
では、初めて起業する際に成功するにはどのような理由があるのでしょうか。
起業初心者でも成功している理由とは?
起業初心者であっても、成功する人には必ず理由があります。
- 小資本で始めている
- 親や家族のサポートが得られる
- 在庫がない、もしくは少ない
- 利益率が高い
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
1、 小資本で始めている
初期費用がかかりすぎてしまうと、その分を取り戻すまでに時間や労力がかなり必要となってしまいます。
また、会社に勤めながら資金準備をする場合でも、高額な金銭を準備するのは気力・体力ともに大変ですよね。
そんな時には、助成金や補助金があることを知っておくと心が少し楽になりますよ。
女性や若者に特化したものだと、日本政策金融公庫が行っている新起業育成貸付の「女性、若者/シニア起業家支援資金」があります。融資限度額が7200万円と高額なところが魅力です。
また、同じ日本政策金融公庫には限度額が3000万円の「新創業融資制度」というものもあります。限度額は少し減りますが、無担保・無保証人で借りられるので融資を受けるのに少しハードルが下がりますね。
日本政策金融公庫の助成金には返済義務がありますので、ご注意ください。
また、地方自治体や商工会議所などが助成金や補助金の制度を設けている場合もありますので、一度お住まいの自治体や商工会議所などで実施されている制度について調べてみるといいですよ。
2、 親や家族のサポートが得られる
会社勤めの時にであっても、親や家族の協力は必要でしたが、起業後にはさらに必要となる場面が増えてきます。
せっかく家族の時間を有意義に使いたくて起業した場合など、起業後に家庭が上手くまわらなかったら本末転倒です。
そのためにも、ご主人や親の理解と協力は必要不可欠となります。
一時的に収入が減少する可能性があることや、家事・育児の役割分担、短期的・長期的に考えた今後のライフスタイルの変化など、最低限のルールを決めておくと起業後に家庭内が円満に過ごせるようになります。
3、 在庫がない、もしくは少ない
多くの在庫を抱え、それを売りさばくことによって利益を得るような業務内容である場合、失敗するリスクが高くなります。
在庫を多く抱えるということは、その分だけ商品などを仕入れなくてはいけません。
その仕入れた商品などが確実に売れるという保証がないのも事実です。
4、 利益率が高い
一つの商品を売ることや、一つのサービスを提供することに必要となるコストが小さく利益が大きければ、必然的にその後の収益は多くなります。
利益率が低いと、その分仕事をしなくてはならなくなるので、自分の労力も必要となります。
逆に利益率が高ければ、こなさなくてはいけない仕事量も減るので、自分の労力は減ります。
また、その減った仕事量の分だけ他の仕事をすることができるようになるので、さらに収入を増やすことができるようになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
起業して成功する人の特徴は3つです。
- リスクを受け入れる覚悟ができている
- リーダーシップや行動力がある
- ポジティブ思考、自己肯定感が高い
そして、成功している理由は4つです。
- 小資本で始めている
- 親や家族のサポートが得られる
- 在庫がない、もしくは少ない
- 利益率が高い
起業するだけでなく起業後の成功を考えると、決して楽な道だけではありません。
ですが、その後の自分の生活や自分に得られる自信は計り知れない多くのメリットがあります。
自分の目指すライフスタイルに向けて一歩踏み出して、輝かしい生活を手に入れましょう。