SNSの使い分け!企業・個人が使い分ける最適方法とは?

・Facebook Twitter Instagramそれぞれの特徴は?
・個人で使う場合には、どう使い分けたらいい?
・企業が集客にSNSを使用する時の最適な使い分け方は?
スマートフォンの普及に伴い、SNSの利用者数もぐっと増え、今やほとんどの人がコミュニケーションツールとしてなんらかのSNSを使っているといってもいいでしょう。
しかし、これから始めようと思っている人たちの中でSNSの違いがよく分からず、どのSNSをどのように使ったらいいのか悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、Facebook・Twitter・Instagram3つのSNSについて、それぞれの特徴や違いなどを詳しく説明していきます。
動画では、記事の内容をさらに発展させて、簡単に分かるように解説していますので、合わせて確認してください。
SNSの特徴とは
SNSと一まとめに言ってもそれぞれに特徴があり、目的によって使うSNSを選んだ方がより上手く使いこなすことができます。
そこでまず、Facebook・Twitter・Instagramそれぞれの特徴と違いを紹介します。
以下に、3つの特徴をわかりやすいように表にしてみました。
ユーザー数 | 約2,800万人 | 約4,500万人 | 約2,000万人 |
ユーザー層 | 30~40代が多く、60 歳以上の高齢者の利用も多い。10代の利用者が極端に少ない。 |
10~20代の若年層が多く、男性の比率が多い。 | 20~40代の女性が圧倒的に多い。 |
繋がり | 友達・友達の友達・仕事関係 実名を使うため、面識のある人が多い |
友達・共通の趣味を持った人 全く面識のない人とも繋がることが可能 |
友達・自分のインスタのファンの人 |
投稿範囲 | 友達・友達の友達まで | リツイートすることで、全く知らない人にまで拡散 | フォロワーのみ |
シェア機能 | シェアボタン | リツイート | なし |
ハッシュタグ | つけない | 1、2個つける | 複数つけられる |
ここからは、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを一つずつ詳しく見ていきましょう。
Facebookの最大の特徴は、実名登録制ということです。
実名を使うので、本当の友達や仕事関係の人などとのフォーマル的なコミュニケーションの場として使われることが多いSNSです。
個人ページの他に、Facebookページという企業名や商品名で登録できるページがあり、ここでは自社の商品やサービスなどを紹介することができます。
メリット
- 知り合いかも機能で、昔の友人と再会できることがある
- 写真や動画の容量が無制限で保存することができる
しかし、画像をあまりたくさん載せすぎると見てもらえなくなるので、載せるのは良く撮れている10枚くらいにしましょう - Facebookページーでは、企業や商品のPRをすることができる
デメリット
- 実名登録が基本のため、個人情報が流出する恐れがある
Twitterは実名登録しなくていいので、1人で複数のアカウントを持つことができます。
投稿文字数の上限は140文字で、リアルタイムに起きたことを気軽に投稿できるのが最大の特徴でしょう。
リツイート機能により、知り合いでない多くの人にまで情報を拡散することができます。
メリット
- 拡散性がある
- 気軽に今起こったことをつぶやくことができる
- リアルタイムの情報を得ることができる
- 災害時など、緊急の連絡に活用することができる
デメリット
- 文字数が140字以上書けない
- うっかりつぶやいた失言が載ってしまい、人を傷つけてしまったり、反感を買って炎上してしまうことがある
- 嘘の情報などに騙されることがある
- リアルタイムな情報は常に更新されていくため、いつも見ている癖がつきスマホが手放せなくなる(依存性がある)
おしゃれな写真や動画の投稿が主で、文字だけの投稿はできません。
ファッションや料理などの美しい写真が投稿されることが多いため、若い女性に人気の高いSNSです。
ハッシュタグを利用してコミュニケーションをとるので、自分の好きな物・見たい物・行きたい場所などをハッシュタグから探して見ることができます。
Instagramには、ブランドやモデルのファッション写真の投稿も多いため、ファッション雑誌を見ているような使い方ができるのも特徴的です。
メリット
- 写真がメインなので、文章を書くことが苦手な人でも投稿しやすい
- 写真や動画をあげ続けていると、写真を撮る腕やセンスが上がる
デメリット
- 拡散率が低い
- 多くの人の目に留まるようにするため、またフォオロワーにずっと見続けてもらうため、写真のクオリティーを高く保っていなければならない
個人でのSNSの使い分け方とは?
Facebook・Twitter・Instagramと複数のSNSを始めてみたものの、今一つ使い分けが分からなくて、ずっと手を付けないままで放置しているSNSがあるという人もいるのではないでしょうか。
前章で説明したように、SNSにはそれぞれに特化した性質があるため、それぞれの特徴を理解して活かした使い方をすると、よりSNSを楽しく使いこなすことができます。
例えば、Facebookの場合、最大の特徴は実名を使うということです。
そこで、Facebookでは本当に仲のいい友達や会社の同僚・取引き先などの仕事関係の人といった、関係性の深い人達とのフォーマル的な場での繋がりを重視したい時に使うのに適しています。
また、画像は時間系列で掲載されるわけではなく、いいねボタンや共有ボタンはありますが、リツイート機能はないので、拡散的させる目的にはあまり向いていません。
複数の画像を同時に保存できる特性を生かして、アルバム的な使い方をするなど、画像の載せ方にも工夫を凝らすと楽しめるでしょう。
一方、Twitterは実名を使わなくていいので、1人で複数のアカウントを持っている人も多くいます。
Twitterは、投稿できる文字数が限られているため、気軽に思ったことをつぶやいたり、Twitterの即効性・適時性・リアルタイム性という特徴やリツイート機能を生かして、緊急時の連絡に使ったりする人も多く見られます。
また拡散性が強いため、顔見知りでない人とも広く繋がりを持てるという特徴もあり、ハッシュタグや画像を使って同じ趣味の人などと、SNS上での友人関係の繋がりを広めたい時に向いています。
ただし、何でも思ったことをつぶやけて、それが拡散する範囲も広いため、ふっとつぶやいたことが批判対象になり炎上するという事にもなりかねないので、投稿する文言には気をつけた方がいいでしょう。
写真に突起しているInstagramでは、情報発信として自分の趣味や行った場所・食べた物などの画像を投稿することで、趣味や好きなものが共通する人と繋がりを持ったり、またハッシュタグを巡って、好きなファッションや行きたい場所・食べたい物などの画像を雑誌を見たりウィンドウショッピングをするような感覚で使う人が多いようです。
Instagramでは、文章を載せなくていいため、文を書くのが苦手な人は使いやすいのではないでしょうか。
画像がメインのInstagramでは、写真を撮る腕がかなり必要なイメージがありますが、画像を編集できる機能もありますので、それらを使ってイメージに合わせた画像編集を楽しむのもいいでしょう。
このように、それぞれのSNSの特徴を活かした使い方をすると、さらにコミュニケーションの幅も広がり繋がりも増えて、楽しいSNS生活を送れるでしょう。
SNSで集客したい企業のSNSの最適な使い分け方とは?
ここ数年、個人のSNS利用者の数は急激に増えてきていますが、企業においても自社のアピールや扱っている商品・サービスの紹介、集客の手段としてSNSを使う企業が増えています。
今までは企業が情報発信をする場合、広告やブログ・ホームページを使った企業側からの一方的な発信方法が主流でした。
しかし、最近ではSNSを使って情報発信をしている企業も多く、その場合、今までのように企業側目線から一方的に情報を送るのではなく、ユーザー目線で情報発信していく事が重要になってきます。
ユーザー目線とはどういうことかというと、いかにユーザーの気持ちになり心を掴むかという事です。
では、企業がFacebook・Twitter・Instagramを使って集客を行う場合、どのように使い分けるのが最適な方法かを見ていきましょう。
企業が集客のために複数のSNSを使う場合、すべてのSNSに同じ投稿をしても、十分な効果を得ることはできません。
SNSにはそれぞれ特徴があるため、個々の特徴をとらえた使い方をすることが、より効果的な集客へと繋がります。
例えば、あるファッションメディアにおけるSNSの効果的な使い方を例に挙げると、投稿情報がある程度の期間保存され、また数枚の写真を同時に掲載できるFacebookには、期間中開催されているバーゲンのお知らせと、バーゲン商品の画像を載せてバーゲン期間中の集客を狙います。
また、リンクへの連動ができるので、リンクサイトのURLを張り付けてWEBサイトへ誘導する形をとり、よりサイト訪問者の数を増やす方法を取っています。
そして、拡散力があり即効性・適時性・タイムリー性が重視されるTwitterには、新作商品の画像を随時投稿し、ユーザーの興味を引き付けます。
写真が主体のInstagramには、広告的な要素は一切載せず、自社ブランドの商品を着たモデルを載せ、まるでファッション誌を見ているかのようなおしゃれ感を出すことで、視覚からユーザーを引き付けるという手法を取っています。
このように、それぞれのSNSを全く違う使い方で利用することで、違う観点からユーザーの興味・関心を引く手法を取って集客幅を広げ集客数を上げています。
また、SNSを上手く使い分けるには、先に挙げたSNS毎の特徴やユーザーの年齢層を考え、各SNS毎に受けいれやすい文言を考えて投稿することも重要です。
例えば、比較的ユーザーの年齢層が高く、フォーマル的な使い方が多いFacebookでは、宣伝や広告文以外に、ユーザーが知りたそうなちょっとした豆知識などを入れると受け入れられやすいです。
一方、若年層ユーザーが多くまた投稿ノリも軽めなTwitterでは、ネタやギャグ的な軽めの文言や絵文字などを使うと、親近感が出て受け入れられやすいという傾向が見られます。
またTwitterには、文字数の制限があるため、長い説明の必要な広告は向いていません。
いかに簡潔にわかりやすく説明するかが重要になります。
そして女性のユーザーが多いInstagramでは、おしゃれな写真を掲載することはもちろんですが、商品そのものをクローズアップした写真よりは、お店の雰囲気や周りの景色なども盛り込んだ全体的な世界観を出す撮り方をした方が、おしゃれに敏感なユーザーを引き付やすいです。
またInstagramにはシェア機能がないので、ハッシュタグを多めに載せるようにすることも大切です。
最近では、通常のハッシュタグ以外に、ハッシュタグで文章を繋いで載せる遊び心を交えた使い方をするところもあります。
Instagram上で、自社ブランドの一般モデルを募集するキャンペーンや、自社商品を使って作ったスイーツを募集するキャンペーンなど、女性のおしゃれ心を掴み、ウキウキ・ワクワクするような戦略も集客効果が高いようです。
このように、それぞれの特性に合った方法でSNSを使い分けることによって、より多くのそしてより広い範囲への集客を狙うことができます。
集客を目指すなら、まずユーザーの興味を引き、目に留まることが重要です。
目に留まればユーザーが訪れ、そこからまたさらに他者へと情報が広がっていく糸口にもなります。
それには、そのSNSに合った文章と写真や動画の掲載方法を間違えないように、それぞれのSNSの特性をよく理解し、適切な使い分けをするようにしましょう。
まとめ
Facebook・Twitter・Instagramにはそれぞれに特徴やメリットデメリットがあるため、目的に合ったSNSの使い方をすることが重要です。
個人で複数のSNSを使う場合、全てのSNSに同じ投稿をするのではなく、例えば、友人との繋がりを目的とした場合はFacebook、情報を集めたいまたは拡散させたい場合にはTwitter、きれいな写真を見たい・同じ趣味の人と繋がりたいという場合にはInstagramといったように、目的によってSNSを使い分けることが大切です。
企業がSNSを使う場合も、SNSの特性に合わせた情報発信の仕方をすることで、より多くのユーザーの興味を引き、集客そして更なる情報の拡散へと繋がっていくと言えます。
SNSは、遠くにいる人とも会ったことのない人とも繋がることのできる素晴らしいコミュニケーションツールです。
一方で、使い方を間違えると人を傷つけたり中傷を招いて炎上の対象にもなりかねませんし、また危険な目や恐ろしい目に合う可能性も否定できません。
そこで、SNSをする際には、セキュリティー対策やルールを守り、そのSNSに最適な使い方で楽しみながらコミュニケーションの世界を広げていきましょう。