セルフブランディングの方法!自分をプロデュースするコツとは?

自分をプロデュースするセルフブランディングってどういうこと?
具体的な方法を知りたい!
セルフブランディングという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
そもそもブランディングとは、価値に共感してもらい信頼を高めていくマーケティング戦略のことです。
それは商品であり、サービスであることが多いのですが、自分・個人を対象にしたものをセルフブランディングと呼びます。
あなた自身の価値をビジネスに活かすという考え方です。
現代ではブログやSNSなどで、自分の持っている個性や価値を表現したり、高めるということができる時代です。
もちろん自分自身を知る必要はありますが、言い換えれば「誰でもセルフブランディングができる」ということです。
ここではセルフブランディングの方法やコツをご紹介します。
目次
セルフブランディングをするメリットとは?
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セルフブランディングをすることで得られるメリットがあります。
それは、セルフブランディングは正しく機能することで、ビジネスに対する強力な推進力になることです。
人が商品やサービスを購入する決断をするまでには、いくつかのステップがあるといわれています。
セルフブランディングによりあなたへの良いイメージが相手の中で育つことで、このステップがスムーズになり購入に繋がりやすくなります。
そのためにはあなたの強みや売りが市場のニーズと合っていること、そして顧客に価値を感じてもらうことが大切です。
また、価格競争に巻き込まれる心配がないという点も大きなメリットです。
セルフブランディングでしっかりと差別化ができていれば、同じような商品やサービスがあったとしても「価格を見直す」という必要がありません。
価格を見直すことは、誰でも簡単にできます。
価格をどうにかして売り上げを上げようとすると、同様に価格で勝負する競合と争うことになるでしょう。
セルフブランディングが出来ていれば、価格以外の部分で顧客に価値を感じてもらうことができるので、ビジネスが安定します。
ですから時間をかけてでも、ゆるぎないセルフブランディングを構築していくことをおすすめします。
セルフブランディングの方法とは?
セルフブランディングはどのように作っていくのでしょうか。
セルフブランディングの7つの方法を見ていきましょう。
①自分を定義する
セルフブランディングではあなた自身の価値が問われます。
ですから「自分はどういう人間か」「どんな人間になりたいか」を深堀りしていきましょう。
1人で難しければ、家族や友人と話し合って決めるのも良いです。
中には、なかなか決められないという人もいると思いますが、後で変更ができるので仮設定でも決めておきましょう。
②イメージを決める
顧客にあなたを知ってもらう、印象付けるにはイメージが大切です。
ブランドとしてのあなたを想像して、自分らしいこと、自分らしくないことを書きだしましょう。
例えば「自由」「誠実」「高級」「奇抜」などの言葉にあなたのイメージに近いものはあるでしょうか。
またテーマカラーは何色でしょうか。
こういった部分を明確に前に出すことで、あなたのキーワード、イメージになっていきます。
③キャッチコピーを考える
キャッチコピーなんていらないと考えるかもしれませんが、顧客に覚えてもらうためには必要です。
ちょっと大げさなキャッチコピーの方が印象に残りやすくて良いでしょう。
自分がしっくりくるキャッチコピーを考えてみましょう。
あなたを一言で表すピッタリなコピーがあることで、宣伝効果にも繋がります。
④ブランドに合わせた言動
あなたの言葉、行動、考え方など、自分のブランドを高めることに役立っているのかを考えましょう。
理想としては全ての行動をブランド価値を高めるものにすることです。
- あなたの発言はそのブランドにふさわしいのか
- あなたの行動派そのブランドにふさわしいのか
- あなたの服装はそのブランドにふさわしいのか
全ての時間において、あなたのブランドを高めていけるようにしましょう。
⑤顧客を想定する
あなたのブランドが決まったら、今度はあなたのブランドに価値を感じてくれる顧客を想定します。
大まかに「こんな感じの人」ではなく、1人の人間として想像できるくらいに絞り込みます。
年齢、性別、職業、どんな生活スタイルなのか、趣味、口癖など、細かく考えます。
身近に対象となる人がいれば、その人を重要顧客としてピックアップします。
そして何をしたらもっと喜んでもらえるのかを想像していくのです。
顧客に喜んでもらえるように、一生懸命考えを巡らせて、それを行動に移しましょう。
⑥一緒に高めてくれる人を探す
セルフブランディングというと「個人」という考え方が大きいですが、実は自分以外の人と掛け合わせていくことで、価値を高めることができます。
周りにあなたと同じような志を持った人がいないか探してみましょう。
同じ志を持っているけれど、違う才能の持ち主であれば、あなただけでは生み出せないものが生まれる可能性が出てきます。
馴染みの仲間だけでなく、少し変わった仲間を入れることを意識しましょう。
⑦ブランドを磨く
セルフブランディングに終わりはありません。
例え最初のセルフブランディングで成功したからといって、そこで手を抜いたらおしまいです。
常に顧客のことを考え、どうしたらあなたの価値を高められるかを常に考えましょう。
新しい情報を入手して、新しいアイデアから新商品を生み出すことも大切です。
また顧客に注目されるキャッチコピーを考えたり、顧客が喜ぶサービスを提供するなど、やることはたくさんあります。
セルフブランディングで自分をプロデュースするコツとは?
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セルフブランディングをする中で、手順に沿って一からやることも大切ですが、諸所にポイントがあります。
自分をプロデュースするコツを知っておくことも必要です。
自分の強みを分析する
あなたの強みは何でしょうか。
会社に属していれば会社から与えられた肩書きがありますが、セルフブランディングするならそうはいきません。
肩書を取り除いたあなた自身に残るものが「あなたの強み」となります。
年齢が若いほどこの強みが見つからずに悩むこともあるでしょう。
そんな時は、以下の方法を試してみましょう。
- 将来なりたい自分を想像して、それが実現した時のプロフィールうぃリストアップしておく
- 得意な事や好きな事を洗いだして、自分がどこに向かっているのかを確認する
- ひとつでも「人に教えられること」を持つようにする
その強みが誰の役に立つのか明確にする
自分の強みが分かったら、今度はターゲットとなる市場はどこなのかを考えましょう。
市場を考えることは「誰の役に立つか」を考えることです。
「コミュニケーション能力を活かして、途切れない会話の方法を提供する」「強いメンタルの作り方を教育する」など、あなたの強みで顧客にニーズがあるものはあるでしょうか。
この強みを最大限に活かし、負けない土俵を見極めることは重要なポイントです。
過去の体験を振り返って得意領域を見つける
過去の経験や体験を振り返った時に、それが断片的に散らばっていて強みが分かりにくい人もいます。
例えば転職が多く、転職の度に違う業種に付いていた人などがあげられます。
その場合は、それぞれの断片から共通項を抽出して、点のように散らばった経験や能力を「大まかに言えばこういう分野」とひとまとめにしていきましょう。
一見、関連性がないと感じたキャリアも、じっくりと振り返ることで共通点は必ず見えてきます。
それが現在のあらゆる場面で発揮できる「再現性のあるスキル」であれば、これが得意領域になります。
断片的な経験や能力をストーリー立てて体系化できることも、セルフブランディングでは重要です。
失敗するセルフブランディングとは?
セルフブランディングは間違った方法や考え方では失敗します。
ここでは失敗するセルフブランディングの例を見ていきましょう。
自分のことしか考えていない
有名になりたい、稼ぎたいと自分のことばかり考えた状態でのセルフブランディングは失敗します。
セルフブランディングで大切なのは、自分のやりたい事、言いたい事ではなく、顧客にとって何を伝えれば役に立つのかという部分です。
常に顧客第一に考えて、何をしたら喜んでもらえるか、価値があると思ってもらえるかを考えなければなりません。
あなたの行動や発言がマイナスな言葉や誹謗中傷するような行動になってはいけないのです。
自分を大きく見せすぎる
自分を大きく見せるために、過大なイメージを与えてしまうのはタブーです。
例えば稼いでいないのに年収が1000万円だ、対してノウハウがないのに蓄積したノウハウがあるなど、言うのは簡単ですが、嘘だと分かれば一気に信用されなくなります。
無理して背伸びをすることで、自分を誇張してセルフブランディングをする人は、決まって失敗します。
リアルで会った時にキャラが違う、身近な人からの評判が悪い、実績が伴わないなど逆効果になります。
セルフブランディングは一歩間違えば嫌われることにもなるということを覚えておきましょう。
宣伝が多い
自分の提供する商品やサービスの売り込みやセミナーの案内ばかりしていては、顧客に嫌われます。
すべての言動が「売り込みのためにやっている」と思われれば、顧客やファンは去っていくでしょう。
SNSなどで何を売るのかといえば、それはあなた自身を売るのです。
その気持ちを忘れてしまうと、ただ広告ばかりで何の魅力も感じられません。
セルフブランディングを高めていくと信頼ができるので、その中で商品を紹介すれば自然に売れるようになるのです。
セルフブランディングの成功事例は?
セルフブランディングの成功事例で分かりやすいのは、やはり芸能人ですね。
芸能人は言うまでもなく「自分自身が商品」です。
ですから、ほとんどの人がブランドマネジメントを徹底しています。
杏さん
女優の杏さんは、今や多方面で活躍している女優さんです。
そして誰もが知っていることに、世界的な名優・渡辺謙さんの娘です。
両親が有名な芸能人は「二世」や「親の七光り」といわれることが多く、両親と比べられることも少なくありません。
しかし杏さんは、そんな言葉をものともせず、精力的に数々のドラマや映画に出演しています。
出演作のどれもヒット作に導いているという成果が、確かなセルフブランディングの成果といえます。
今では「渡辺謙の娘」という前書きで紹介されることはなくなりました。
細川茂樹さん
俳優である細川茂樹さんもセルフブランディングを成功させて活躍する1人です。
長身と甘いマスクを活かして、モデルや俳優としての地位を確立したのは言うまでもありません。
近年では、バラエティー番組にも出演し、家電を始め投資や金融など、様々な分野でマニアックな知識を披露してマルチぶりを発揮しています。
それぞれの分野でプロと呼べる人はたくさんいますが、掛け合わせたのは細川さんだけです。
これによりオンリーワンのポジションを獲得したといえます。
まとめ
いかがでしたか?
セルフブランディングを正しく実践できれば、あなたの価値が高まり信頼を得ることができます。
そうなるとあなたのファンができるので、長期的に顧客が増え、ビジネスの安定に繋がるでしょう。
セルフブランディングのコツはまず自分自身を見つめ直して深堀りすることです。
そしてイメージが決まったら、今度は顧客に対して何をすれば喜んでもらえるか、価値があると思ってもらえるかを考えましょう。
自分の利益だけを考えて、宣伝や売り込みばかりだと顧客は離れてしまいます。
常に顧客の求めているものを提供できるようなることが、セルフブランディングの第一歩です。