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【信頼残高とは】ビジネスで成功する信頼残高を増やすための6つの方法

 2017/06/16 仕事術
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あなたは「信頼残高」という言葉を聞き慣れないかもしれません。
信頼残高」とは相手との信頼関係の程度を銀行口座の残高にたとえたものです。

例えばあなたは「同じ仕事でもAさんから頼まれるならいいけど、Bさんからはイヤ」と感じることはないですか?

AさんとBさんとの違いは、信頼残高の差なのです。

筆者は人から頼まれると断れない性格なのですが、それでもBさんタイプの人からだと躊躇してしまいます。
無理矢理引き受けて、あとでつらい思いをしたこともありました。

逆の立場で自分が人に頼むときも、相手の信頼口座に信頼をたくさん預けていれば引き受けてくれます。

成功者が「たとえ無一文になっても平気だ」と発言するのは、周りの人に預け続けた信頼残高を使ってまたビジネスを始めることができるからです。

「あいつのためなら力になってやるぜ!」と言わせる信頼残高が成功者にはあるのです。

信頼残高を増やすにはどうすればいいのか。
その増やし方についてこれから解説していきます。

1.信頼残高を増やすための6つの方法

スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」の中で信頼口座という言葉が出てきます。

コヴィー博士はそれを「人間関係における安心感」と表現しています。
信頼口座の残高が多ければ相手とのコミュニケーションは容易になり、残高不足ならば相手との信頼構築は困難になります。

銀行口座と違って目には見えないですが、確実に信頼の預金は増えたり減ったりしています。

まず、信頼残高を増やす。
つまり、相手に「この人は信用できる」と思わせることが重要です。

ここからはコヴィー博士の提唱する方法を紹介していきます。

1.1.相手を理解する

「あの人に信用してもらうぞ!」と意気込んでも、どうすれば良いのでしょう?

それは、相手を理解することです。相手を良く観察してみましょう。
どんなことに興味があるのか、相手の価値観を理解しましょう。

「そんなのどうすりゃいいの?」と言うあなたに朗報です。

ブログやSNSに投稿する習慣のある相手だったら見てみましょう。好きなことをしている投稿がアップされているはずです。

そしてそうでなければ、直接会話するなかで、好きなことをさりげなく聞いてみるのです。

「そうなんですか!それは面白そうですね。もっと教えていただけませんか?」と相手の話をもっと聞きたいという態度で接すると良いです。

相手の興味のあることに自分も関心を持っていると伝えると、相手の信頼感はぐっと高まり、信頼残高が増えていきます。

1.2.小さなことを気遣う

「あの人は信用できそう」と思うきっかけは何でしょうか?

筆者は、会ったことが無い人でも、礼儀正しいメッセージのやりとりをしてくださる方は信用してしまいます。
仕事ができる方ほど、多忙にもかかわらず返信が早いです。

挨拶・礼儀・親切はとても大切です。

毎日以下の言葉をきちんと相手に伝えましょう。
信頼残高がコツコツと増えていきます。

「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
「さようなら」
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「お帰りなさい」
「ごめんなさい」
「申し訳ありません」
「お先にどうぞ」
「何かお困りのことはありますか」
「お手伝いいたします」
「あなたのおかげで助かります」
「ありがとうございます」
「感謝しています」

お金をかけないで信頼残高が増えるお得な方法です。

1.3.約束を守る

「あの人のこと信用していたのに裏切られた」と思うときはどんなときか思い浮かべてみてください。
それは「約束を守られなかったとき」ではないですか。

約束を守ることは信頼関係の原則です。
約束を守り続けることで信頼残高は増えていきます。

約束を守らなくていいと言う人はほとんどいないでしょう。
では何故約束を守れない状況になってしまうかというと、「無理な約束」をしてしまうからです。

たとえば、優しい人は過剰な親切心から引き受け切れない仕事を抱えてしまいます。
実はこれは筆者のことです。徹夜作業で期限を守ったものの、その後寝込んでしまいました。

それから能力の高い人は、自分の体力を過信して、約束しすぎてしまい期限に間に合わないなど、「無理な約束」をしてしまうのです。

相手の信頼残高を増やそうとしたことが、かえって残高を減らすことにつながることになりますので、守れそうにない約束はしないようにしましょう。

1.4.期待を明確にする

「あの人の期待に応えるためにがんばるぞ!そうすれば信頼残高も増えるに違いない」と行動しても、お互いに期待していることがすれ違っていてはうまくいきません。

そうならないために、あらかじめお互いに期待している内容を明らかにしておきましょう。

・誰が
・いつ
・どこで
・どんな仕事を
・どのように
・どこまで
・誰とやるのか

これらをはっきりさせておかなかったばかりに、仕事のメンバーともめてしまった筆者の苦い経験が思い出されます。
それは「わたしが引き受ければこの仕事がうまくいく」と思ってしたことが、「勝手なスタンドプレー」と誤解されてしまったことです。
着手する前に同意を得ておくべきでした。

1.5.誠実さを示す

ここで言う誠実さとは「裏表が無く、一貫性がある」という意味です。

・相手との立場が上か下かで言っていることが違う
・社外と社内では態度が豹変する
・人の陰口をたたく
・自分が威張れる立場になると高圧的になる
・うまくいかないと人のせいにする

このような態度では信頼残高が減る一方なのは明らかでしょう。

1.6.心から謝る

「自分は悪くない。悪いのはあいつらのせいだ」
と言っている人が信頼を得られるでしょうか?

自分の過ちに気づいたときに、すぐに心から謝ることは人格を試される行為です。
ぐずぐずと言い訳をしていると事態も悪化していきますし、信頼残高がどんどんと減っていきます。

迅速に心から謝ることが大切です。

2.信頼残高を減らしてしまう落とし穴

いままで述べたことの反対をすれば信頼残高は減っていきます。

・相手を理解しない親切の押し売り
・無礼な態度と無愛想
・約束を破る
・期待はずれの行動をする
・媚びを売ったり、威嚇したりする
・謝らないで言い訳をする

一度減らしてしまった信頼残高を元に戻すことは、思いのほか難しいものです。
日頃から、信頼残高を減らさない努力をしたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
信頼残高を増やす方法を一言で表すと「思いやり」です。
思いやりとは相手の立場に立った価値提供です。

また、信頼残高が高い人は、徳の高い人とも言えます。

・相手の自己肯定感を高める
・相手の存在を認めて尊重する
・相手の悩みを解決する
・相手を喜ばせる
といった価値を提供することによって、

「おまえのためなら力になってやるぜ!」と思ってもらえます。

信頼残高を増やしていくことによって、相手に協力してもらいやすくなります。
コツコツと信頼残高を増やして、徳を高めていきたいものですね。

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ライター紹介 ライター一覧

村上輝代

村上輝代

1969年生まれ。神奈川県横浜市育ち。
幼少期から「自分にしかできない仕事がしたい」と考える変わった子として育つ。
結婚して3人の男の子を育てながら「母親はオンリーワンの仕事」と気づく。
「主婦は家族の太陽。家族の平和は世界平和につながる」が座右の銘。

もともと自己肯定感が低いことを克服するために自己啓発を学び、自分に優しく人に優しい人間になるべく修行中。

現在は子供に寄り添いながらできる仕事「プロフェッショナルおうちライター」として活動中。
私に関わる人は皆成功させる応援名人のおばちゃんです!

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